2.2. UBI イメージの特徴
UBI イメージを使用すると、コンテナーイメージを他と共有できます。4 つの UBI イメージ (Micro、Minimal、Standard、および init) が提供されます。アプリケーションのビルド用に、事前にビルドされた言語のランタイムイメージと YUM リポジトリーが提供されます。
UBI イメージの特徴は以下のとおりです。
- RHEL コンテンツのサブセットから構築 - Red Hat Universal Base イメージは、通常の Red Hat Enterprise Linux コンテンツのサブセットから構築されます。
- 再配布可能: UBI イメージは、Red Hat のお客様、パートナー、ISV など向けに標準化できます。UBI イメージを使用すると、自由に共有およびデプロイが可能な公式の Red Hat ソフトウェアにコンテナーイメージを構築できます。
- 4 つのベースイメージをセットで提供する: Micro、Minimal、Standard、init
- 事前にビルドされた言語ランタイムコンテナーイメージセット を提供する: Application Streams をベースとするランタイムイメージは、アプリケーションの基盤を提供し、python、perl、php、dotnet、nodejs、ruby などの標準かつサポート対象のランタイムから利点を受けることができます。
関連のある YUM リポジトリーを提供する: Yum リポジトリーには、RPM パッケージと更新が含まれており、アプリケーションの依存関係を追加して、UBI コンテナーイメージを再ビルドできます。
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ubi-8-baseos
リポジトリーは、コンテナーに追加できる RHEL パッケージの再配布可能なサブセットを保持します。 -
ubi-8-appstream
リポジトリーは、特定のランタイムを必要とするアプリケーションで使用する環境を標準化するために、UBI イメージに追加できるアプリケーションストリームパッケージを保持しています。 -
UBI RPM の追加 - 事前設定された UBI リポジトリーから UBI イメージに RPM パッケージを追加できます。切断した環境でこのような機能を使用するには、その機能を使用する UBI コンテンツ配信ネットワーク (
https://cdn-ubi.redhat.com
) を許可リストに追加する必要があります。詳細は Red Hat Container Images are trying to connect to https://cdn-ubi.redhat.com を参照してください。
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- ライセンス - Red Hat Universal Base Image End User License Agreement に従い、UBI イメージを自由に使用および再配布できます。
注記
レイヤー化されたイメージはすべて UBI イメージに基づいています。どの UBI イメージがイメージベースであるかを確認するには、Red Hat Container Catalog で Containerfile を表示し、UBI イメージに必要なすべてのコンテンツが含まれていることを確認します。