4.3. RHEL for Edge イメージの作成
RHEL for Edge イメージの作成します。ニーズに応じて、次のいずれかのイメージタイプを選択します。
4.3.1. Web コンソールで Image Builder を使用して RHEL for Edge Commit イメージを作成する
RHEL Web コンソールの RHEL Image Builder を使用して、“RHEL for Edge Commit” イメージを作成できます。“RHEL for Edge Commit (.tar)” イメージタイプには完全なオペレーティングシステムが含まれていますが、直接起動することはできません。Commit イメージタイプを起動するには、実行中のコンテナーにデプロイする必要があります。
前提条件
- RHEL システムで、RHEL Image Builder ダッシュボードにアクセス済みである。
手順
- RHEL Image Builder のダッシュボードで、 をクリックします。
Image output ページで、次の手順を実行します。
- Select a blueprint ドロップダウンメニューから、使用するブループリントを選択します。
- Image output type ドロップダウンリストから、“RHEL for Edge Commit (.tar)” を選択します。
- をクリックします。
OSTree settings ページで、以下を入力します。
- リポジトリー URL: イメージに埋め込むコミットの OSTree リポジトリーへの URL を指定します。たとえば、http://10.0.2.2:8080/repo/ です。
- 親コミット: 以前のコミットを指定するか、現時点でコミットがない場合は空のままにします。
-
Ref テキストボックスで、コミットを作成する場所の参照パスを指定します。デフォルトでは、Web コンソールは
rhel/8/$ARCH/edge
を指定します。"$ARCH" の値は、ホストマシンによって決定されます。 をクリックします。
Review ページでカスタマイズを確認し、 をクリックします。
RHEL Image Builder が、作成したブループリントの RHEL for Edge Commit イメージの作成を開始します。
注記イメージの作成プロセスは、完了するまでに最大 20 分かかります。
検証
RHEL for Edge Commit イメージの作成の進行状況を確認するには、次の手順に従います。
- タブをクリックします。
イメージの作成プロセスが完了したら、結果の “RHEL for Edge Commit (.tar)” イメージをダウンロードできます。
4.3.2. RHEL Web コンソールで RHEL Image Builder を使用して RHEL for Edge Container イメージを作成する
“RHEL for Edge Container (.tar)” を選択すると、RHEL for Edge イメージを作成できます。RHEL for Edge Container (.tar) イメージタイプでは、OSTree のコミットを作成し、Web サーバーのある OCI コンテナーに埋め込みます。コンテナーが起動すると、Web サーバーは OSTree リポジトリーとしてコミットを提供します。
この手順に従って、RHEL Web コンソールの Image Builder を使用して RHEL for Edge Container イメージを作成します。
前提条件
- RHEL システムで、RHEL Image Builder ダッシュボードにアクセス済みである。
- ブループリントを作成している。
手順
- RHEL Image Builder のダッシュボードで、 をクリックします。
- Image output ページで、次の手順を実行します。
Select a blueprint ドロップダウンメニューから、使用するブループリントを選択します。
- Image output type ドロップダウンリストから、“RHEL for Edge Container (.tar)” を選択します。
- をクリックします。
OSTree ページで、次のように入力します。
リポジトリー URL: イメージに埋め込むコミットの OSTree リポジトリーへの URL を指定します。たとえば、http://10.0.2.2:8080/repo/ です。デフォルトでは、RHEL for Edge Container イメージのリポジトリーフォルダーは "/repo" です。
使用する正しい URL を見つけるには、実行中のコンテナーにアクセスし、
nginx.conf
ファイルを確認します。使用する URL を見つけるには、実行中のコンテナーにアクセスし、nginx.conf
ファイルを確認します。nginx.conf
ファイル内で、root
ディレクトリーエントリーを見つけて、/repo/
フォルダー情報を検索します。RHEL Image Builder を使用して RHEL for Edge Container イメージ(.tar)
を作成するときにリポジトリー URL を指定しない場合、デフォルトの/repo/
エントリーがnginx.conf
ファイルに作成されることに注意してください。- 親コミット: 以前のコミットを指定するか、現時点でコミットがない場合は空のままにします。
-
Ref テキストボックスで、コミットを作成する場所の参照パスを指定します。デフォルトでは、Web コンソールは
rhel/8/$ARCH/edge
を指定します。"$ARCH" の値は、ホストマシンによって決定されます。 をクリックします。
- Review ページで、カスタマイズを確認します。 をクリックします。
RHEL Image Builder が、作成したブループリントの RHEL for Edge Container イメージの作成を開始します。
注記イメージの作成プロセスは、完了するまでに最大 20 分かかります。
検証
RHEL for Edge Container イメージの作成の進行状況を確認するには、次の手順に従います。
- タブをクリックします。
イメージの作成プロセスが完了したら、結果の “RHEL for Edge Container (.tar)” イメージをダウンロードできます。
4.3.3. RHEL Web コンソールで Image Builder を使用して RHEL for Edge Installer イメージを作成する
RHEL for Edge Installer (.iso)
を選択すると、RHEL for Edge インストーラーイメージを作成できます。RHEL for Edge Installer (.iso)
イメージタイプは、RHEL for Edge Container (.tar)
によって提供される実行中のコンテナーから OSTree コミットリポジトリーをプルし、組み込み OSTree を使用するように設定されたキックスタートファイルを使用してインストール可能なブート ISO イメージを作成します。
以下の手順に従って、RHEL Web コンソールで Image Builder を使用して RHEL for Edge イメージを作成します。
前提条件
- RHEL システムで、Image Builder ダッシュボードにアクセス済みである。
- ブループリントを作成している。
- RHEL for Edge Container イメージを作成し、実行中のコンテナーにロードした。ネットワークベース以外のデプロイメント用の RHEL for Edge Container イメージの作成 を参照してください。
手順
- RHEL Image Builder のダッシュボードで、 をクリックします。
Image output ページで、次の手順を実行します。
- Select a blueprint ドロップダウンメニューから、使用するブループリントを選択します。
-
Image output type ドロップダウンリストから、RHEL for Edge Installer (
.iso
) イメージを選択します。 - をクリックします。
OSTree settings ページで、以下を入力します。
- リポジトリー URL: イメージに埋め込むコミットの OSTree リポジトリーへの URL を指定します。たとえば、http://10.0.2.2:8080/repo/ です。
-
Ref テキストボックスで、コミットを作成する場所の参照パスを指定します。デフォルトでは、Web コンソールは
rhel/8/$ARCH/edge
を指定します。"$ARCH" の値は、ホストマシンによって決定されます。 をクリックします。
- Review ページで、カスタマイズを確認します。 をクリックします。
RHEL Image Builder が、作成したブループリントの RHEL for Edge Installer イメージの作成を開始します。
注記イメージの作成プロセスは、完了するまでに最大 20 分かかります。
検証
RHEL for Edge Installer イメージの作成の進行状況を確認するには:
- タブをクリックします。
イメージの作成プロセスが完了したら、結果の RHEL for Edge Installer (.iso)
イメージをダウンロードして、ISO イメージをデバイスで起動できます。