2.4. cloud-init は、ユーザーデータ、メタデータ、およびベンダーデータに対応する
cloud-init
は、ユーザーデータ、メタデータ、ベンダーデータを消費し、これらに対応します。
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ユーザーデータには、
cloud.cfg
ファイルとcloud.cfg.d
ディレクトリーで指定するディレクティブが含まれます。たとえば、ユーザーデータには、実行するファイル、インストールするパッケージ、およびシェルスクリプトを含むことができます。cloud-init
が許可するユーザーデータのタイプに関する詳細は、cloud-init
ドキュメントの User-Data Formats セクションを参照してください。 -
メタデータには、特定のデータソースに関連付けられたデータが含まれます。たとえば、メタデータにはサーバー名とインスタンス ID を含むことができます。特定のクラウドプラットフォームを使用している場合、インスタンスがユーザーデータとメタデータを見つける場所をプラットフォームが決定します。プラットフォームでは、メタデータとユーザーデータの HTTP サービスへの追加が必要な場合があります。この場合、
cloud-init
を実行すると、HTTP サービスからメタデータとユーザーデータが消費されます。 ベンダーデータは、組織 (クラウドプロバイダーなど) がオプションで提供し、イメージが実行される環境に合わせてイメージをカスタマイズできる情報が含まれます。
cloud-init
は、メタデータを読み込んでシステムを初期化した後に、オプションのベンダーデータおよびユーザーデータに対応します。デフォルトでは、ベンダーデータは初回起動時に実行されます。ベンダーデータの実行を無効にすることができます。メタデータの説明は
cloud-init
ドキュメントの Instance Metadata セクション、データソースのリストは Datasources、ベンダーデータの詳細は Vendor Data を参照してください。