4.9. cloud-init を使用した静的ネットワーク設定
メタデータに network-interfaces
セクションを追加することで、cloud-init
を使用したネットワーク設定を設定できます。
Red Hat Enterprise Linux は、動的ネットワークを制御および設定するデーモンである NetworkManager
を介してデフォルトのネットワークサービスを提供します。これにより、ネットワークデバイスと接続が利用可能な場合に起動してアクティブな状態を維持します。
データソースがネットワーク設定を提供する場合があります。詳細は、cloud-init
の Network Configuration Sources セクションを参照してください。
cloud-init
のネットワーク設定を指定せずに、ネットワーク設定を無効にしていない場合、cloud-init
は割り当てられているデバイスに接続があるかどうかを判別しようとします。接続されたデバイスを見つけると、インターフェイスで DHCP 要求を発行するネットワーク設定が生成されます。詳細は、cloud-init
ドキュメントの Fallback Network Configuration セクションを参照してください。
手順
以下の例では、静的ネットワーク設定を追加します。
データソースの要件に応じて、
user-data
ファイルを編集するか、以下のディレクティブをcloud.cfg.d
ディレクトリーに追加します。注記cloud-init
が、ユーザーディレクティブを含むファイルを認識できるように、すべてのユーザーディレクティブはファイルの最上部に#cloud-config
が含まれます。cloud.cfg.d
ディレクトリーにディレクティブを含める場合は、ファイル名を*.cfg
とし、ファイルの最上部に常に#cloud-config
を含めます。network-interfaces
セクションを追加します。network: version: 1 config: - type: physical name: eth0 subnets: - type: static address: 192.0.2.1/24 gateway: 192.0.2.254
メタデータに以下の情報を追加することで、ネットワーク設定を無効にすることができます。
network: config: disabled