検索

2.2. コマンドラインを使用したユーザーの追加

download PDF

次のユーザーを追加できます。

  • アクティブ - ユーザーがアクティブに使用できるユーザーアカウント
  • ステージ - ユーザーは、このアカウントを使用できません。新しいユーザーアカウントを準備する場合は、ステージユーザーを作成します。ユーザーがアカウントを使用する準備ができると、アクティベートできます。

以下の手順では、ipa user-add コマンドを使用して、アクティブなユーザーを IdM サーバーに追加する方法を説明します。

同様に、ipa stageuser-add コマンドでステージユーザーアカウントを作成できます。

警告

IdM は、新しいユーザーアカウントに一意のユーザー ID (UID) を自動的に割り当てます。ipa user-add コマンドで --uid=INT オプションを使用すると、UID を手動で割り当てることができます。ただし、UID 番号が一意であるかどうかは、サーバーによって検証されません。そのため、複数のユーザーエントリーに同じ UID 番号が割り当てられる可能性があります。--gidnumber=INT オプションを使用してユーザーアカウントに GID を手動で割り当てる場合も、ユーザーのプライベートグループ ID (GID) で同様の問題が発生する可能性があります。同じ ID を持つユーザーエントリーが複数あるかどうかを確認するには、ipa user-find --uid=<uid> または ipa user-find --gidnumber=<gidnumber> と入力します。

Red Hat は、複数のエントリーに同じ UID または GID を割り当てることがないようにすることを推奨します。ID が重複するオブジェクトがある、セキュリティー識別子 (SID) が正しく生成されません。SID は、IdM と Active Directory 間の信頼と、Kerberos 認証の正常な動作に不可欠です。

前提条件

  • IdM、またはユーザー管理者ロールを管理する管理者権限
  • Kerberos チケットを取得している。詳細は、Using kinit to log in to IdM manually を参照してください。

手順

  1. 端末を開き、IdM サーバーに接続します。
  2. ユーザーのログイン、ユーザーの名前、および名字を追加します。メールアドレスを追加することもできます。

    $ ipa user-add user_login --first=first_name --last=last_name --email=email_address

    IdM は、以下の正規表現で説明できるユーザー名をサポートします。

    [a-zA-Z0-9_.][a-zA-Z0-9_.-]{0,252}[a-zA-Z0-9_.$-]?
    注記

    ユーザー名の末尾がドル記号 ($) で終わる場合は、Samba 3.x マシンでのサポートが有効になります。

    大文字を含むユーザー名を追加すると、IdM が名前を保存する際に自動的に小文字に変換されます。したがって、IdM にログインする場合は、常にユーザー名を小文字で入力する必要があります。また、userUser など、大文字と小文字のみが異なるユーザー名を追加することはできません。

    ユーザー名のデフォルトの長さは、最大 32 文字です。これを変更するには、ipa config-mod --maxusername コマンドを使用します。たとえば、ユーザー名の最大長を 64 文字にするには、次のコマンドを実行します。

    $ ipa config-mod --maxusername=64
     Maximum username length: 64
     ...

    ipa user-add コマンドには、多くのパラメーターが含まれます。リストを表示するには、ipa help コマンドを使用します。

    $ ipa help user-add

    ipa help コマンドの詳細は、IPA のヘルプとは を参照してください。

IdM ユーザーアカウントをリスト表示して、新規ユーザーアカウントが正常に作成されたかどうかを確認できます。

$ ipa user-find

このコマンドは、すべてのユーザーアカウントと、その詳細をリストで表示します。

Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.