6.8. IdM でのパスワード失敗後のユーザーアカウントのロック解除


ユーザーが間違ったパスワードを一定回数使用してログインしようとすると、Identity Management (IdM) はユーザーアカウントをロックするため、ユーザーはログインできなくなります。セキュリティー上の理由から、IdM では、ユーザーアカウントがロックされていることを示す警告メッセージは表示されません。代わりに、CLI プロンプトがユーザーにパスワードを何度も要求し続ける場合があります。

IdM は、指定した時間が経過した後にユーザーアカウントを自動的にアンロックします。または、以下の手順でユーザーアカウントのロックを手動で解除することもできます。

前提条件

  • IdM 管理ユーザーの Ticket-Granting Ticket を取得している。

手順

  • ユーザーアカウントのロックを解除するには、ipa user-unlock コマンドを実行します。

    $ ipa user-unlock idm_user
    -----------------------
    Unlocked account "idm_user"
    -----------------------

    この後、ユーザーは再度ログインできるようになります。

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