第20章 Ansible Playbook を使用した IdM でのセルフサービスルールの管理
本セクションでは、Identity Management (IdM) のセルフサービスルールを紹介し、Ansible Playbook を使用してセルフサービスアクセスルールを作成および編集する方法を説明します。セルフサービスのアクセス制御ルールにより、IdM エンティティーは IdM Directory Server エントリーで指定の操作を実行できます。
20.1. IdM でのセルフサービスアクセス制御
セルフサービスのアクセス制御ルールは、Identity Management (IdM) エンティティーが IdM Directory Server エントリーで実行できる操作を定義します (例: IdM ユーザーが独自のパスワードを更新できるなど)。
この制御方法では、認証された IdM エンティティーがその LDAP エントリー内の特定の属性を編集できますが、エントリー全体での 追加
や 削除
の操作は許可されません。
セルフサービスのアクセス制御規則を使用する場合は注意が必要です。アクセス制御ルールを誤って設定すると、エンティティーの特権が誤って昇格する可能性があります。