第31章 IPMI を使用して、L サーバーの電源をオン
IPMI (Intelligent Platform Management Interface) は、電源システムを設定する際に使用するデフォルトコンソールです。Linux ノートブックまたは PC を使用している場合は、ipmitool
ユーティリティーを使用します。Windows ノートブックまたは PC を使用している場合は、ipmiutil
ユーティリティーを使用します。
システムの電源を入れると、次の操作が確認できます。
- システムが起動している間、コントロールパネルのディスプレイにシステムの参照コードが表示されます。
- システム冷却ファンが約 30 秒後に起動し、動作速度まで加速します。
- コントロールパネルの電源 LED が点滅を停止し、オンのままになります。これは、システムの電源がオンであることを示しています。
システムの電源を入れると、Petitboot インターフェイスが読み込まれます。10 秒以内にキーを押して起動プロセスを中断しないと、Petitboot が最初のオプションを自動的に起動します。
31.1. Linux を実行しているノートブックまたは PC からシステムの電源を入れる
Linux を実行しているノートブックまたは PC からサーバーの電源を入れる場合は、次の手順を行います。
- 端末プログラムを開きます。
サーバーの電源を入れるには、次のコマンドを実行します。
ipmitool -I lanplus -H fsp_ip_address -P _ipmi_password_ power on
ipaddress は、Power システムの IP アドレスで、ipmi_password は、IPMI に設定しているパスワードです。
このコマンドを実行して IPMI コンソールをすぐにアクティベートします。
ipmitool -I lanplus -H fsp_ip_address -P ipmi_password sol activate
ヒントキーボードの上矢印を使用して、前に実行した
ipmitool
コマンドを表示します。前に実行したコマンドを編集すれば、コマンド全体を再入力しなくてすみます。
システムを再起動する必要がある場合は、次の手順を行います。
このコマンドを実行して、コンソールを非アクティブにします。
ipmitool -I lanplus -H fsp_ip_address -P ipmi_password sol deactivate
このコマンドを実行して、システムの電源を切ります。
ipmitool -I lanplus -H fsp_ip_address -P ipmi_password power off
このコマンドを実行して、システムの電源を入れます。
ipmitool -I lanplus -H fsp_ip_address -P ipmi_password power on
DVD ドライブに DVD を挿入したり、ネットワーク内のインストーラーイメージを確認していない場合は、ここで行います。