5.2. Web コンソールインターフェイスでのブループリントの作成
カスタマイズした RHEL システムイメージをビルドするには、ブループリントを作成する必要があります。利用可能なカスタマイズはすべて任意です。次の方法を使用して、カスタマイズしたブループリントを作成できます。
- CLI を使用する。サポートされているイメージのカスタマイズ を参照してください。
- Web コンソールを使用する。次の手順に従ってください。
これらのブループリントのカスタマイズは、Red Hat Enterprise Linux 9.2 以降のバージョンおよび Red Hat Enterprise Linux 8.8 以降のバージョンで利用できます。
前提条件
- ブラウザーの Web コンソールから RHEL Image Builder アプリケーションを開いている。RHEL Web コンソールでの RHEL Image Builder GUI へのアクセス を参照してください。
手順
右上隅にある
をクリックします。ブループリントの名前と説明のフィールドを含むダイアログウィザードが開きます。
Details
ページで以下を行います。- ブループリントの名前と、必要に応じてその説明を入力します。
- をクリックします。
オプション:
Packages
ページで、以下を行います。-
Available packages
の検索で、パッケージ名を入力します。 - Chosen packages フィールドに移動します。 ボタンをクリックして
- 前の手順を繰り返して、必要な数のパッケージを検索して含めます。
- 注記
特に指定がない限り、これらのカスタマイズはすべてオプションです。
-
-
Kernel
ページで、カーネル名とコマンドライン引数を入力します。 File system
ページで、お使いのイメージファイルシステムに合わせてUse automatic partitioning
またはManually configure partitions
を選択します。パーティションを手動で設定するには、次の手順を実行します。Configure partitions
セクションが開き、Red Hat 標準およびセキュリティーガイドに基づく設定が表示されます。ドロップダウンメニューから、パーティションを設定するための詳細を入力します。
Mount point
フィールドに、以下のマウントポイントタイプオプションのいずれかを選択します。-
/
- ルートマウントポイント -
/app
-
/boot
-
/data
-
/home
-
/opt
-
/srv/
-
/usr
-
/usr/local
/var
/tmp
などの追加のパスをMount point
に追加することもできます。例: 接頭辞/var
と、追加パス/tmp
で、/var/tmp
になります。注記選択した Mount point のタイプに応じて、ファイルシステムのタイプが
xfs
に変わります。
-
ファイルシステムの
Minimum size partition
フィールドに、必要な最小パーティションサイズを入力します。Minimum size ドロップダウンメニューでは、GiB
、MiB
、KiB
などの一般的なサイズ単位を使用できます。デフォルトの単位はGiB
です。注記Minimum size
とは、作業用イメージの作成には小さすぎる場合にも RHEL Image Builder がパーティションサイズを増加できるという意味です。
さらにパーティションを追加するには、
ボタンをクリックします。エラーメッセージDuplicate partitions: Only one partition at each mount point can be created.
が表示された場合は、以下を行います。- ボタンをクリックして、重複したパーティションを削除します。
- 作成するパーティションの新しいマウントポイントを選択します。
- パーティションの設定が完了したら、 をクリックします。
Services
ページで、サービスを有効または無効にします。- 有効または無効にするサービス名をコンマまたはスペースで区切るか、 キーを押して入力します。 をクリックします。
-
Enabled services
を入力します。 -
Disabled services
を入力します。
Firewall
ページで、ファイアウォールを設定します。-
Ports
と、有効または無効にするファイアウォールサービスを入力します。 - ボタンをクリックして、各ゾーンのファイアウォールルールを個別に管理します。 をクリックします。
-
Users
ページで、以下の手順に従ってユーザーを追加します。- をクリックします。
-
Username
、Password
、およびSSH key
を入力します。Server administrator
チェックボックスをクリックして、ユーザーを特権ユーザーとしてマークすることもできます。 をクリックします。
Groups
ページで、次の手順を実行してグループを追加します。-
Group name
とGroup ID
を入力します。グループをさらに追加できます。 をクリックします。
-
SSH keys
ページで、キーを追加します。- SSH キーを入力します。
-
User
を入力します。 をクリックします。
Timezone
ページで、タイムゾーンを設定します。Timezone
フィールドに、システムイメージに追加するタイムゾーンを入力します。たとえば、タイムゾーン形式 "US/Eastern" を追加します。タイムゾーンを設定しない場合、システムはデフォルトとして協定世界時 (UTC) を使用します。
-
NTP servers
を入力します。 をクリックします。
Locale
ページで、以下の手順を実行します。-
Keyboard
検索フィールドに、システムイメージに追加するパッケージ名を入力します。たとえば、["en_US.UTF-8"] と入力します。 -
Languages
検索フィールドに、システムイメージに追加するパッケージ名を入力します。たとえば、"us" と入力します。 をクリックします。
-
Others
ページで、次の手順を実行します。-
Hostname
フィールドに、システムイメージに追加するホスト名を入力します。ホスト名を追加しない場合、オペレーティングシステムによってホスト名が決定されます。 -
Simplifier インストーラーイメージの場合のみ必須:
Installation Devices
フィールドに、システムイメージの有効なノードを入力します。たとえば、dev/sda1
と入力します。 をクリックします。
-
FDO 用のイメージをビルドする場合のみ必須:
FIDO Device Onboarding
ページで、次の手順を実行します。Manufacturing server URL
フィールドに、次の情報を入力します。-
DIUN public key insecure
フィールドに、セキュアでない公開鍵を入力します。 -
DIUN public key hash
フィールドに、公開鍵ハッシュを入力します。 -
DIUN public key root certs
フィールドに、公開鍵ルート証明書を入力します。 をクリックします。
-
OpenSCAP
ページで、次の手順を実行します。-
Datastream
フィールドに、システムイメージに追加するdatastream
修復手順を入力します。 -
Profile ID
フィールドに、システムイメージに追加するprofile_id
セキュリティープロファイルを入力します。 をクリックします。
-
Ignition を使用するイメージをビルドする場合にのみ必須:
Ignition
ページで、次の手順を実行します。-
Firstboot URL
フィールドに、システムイメージに追加するパッケージ名を入力します。 -
Embedded Data
フィールドに、ファイルをドラッグまたはアップロードします。 をクリックします。
-
-
.
Review
ページで、ブループリントの詳細を確認します。 をクリックします。
RHEL Image Builder ビューが開き、既存のブループリントのリストが表示されます。