10.7. RHEL Image Builder を使用したカスタマイズされた RHEL VMDK システムイメージの作成
RHEL Image Builder を使用すると、カスタマイズしたシステムイメージを Open virtualization format (.ova
) で作成できます。これらのイメージを VMware vSphere クライアントにアップロードできます。Open virtualization format (.ova
) は、仮想ハードウェアに関する追加のメタデータを含む .vmdk
イメージです。このイメージには、最小限のテンプレートが含まれています。.ova
イメージを vSphere クライアントにインポートした後、ネットワーク、ディスク、CD ROMS などの追加のハードウェアを使用してイメージを設定できます。
Open virtualization format (.ova
) イメージは、vSphere GUI または govc
クライアントを使用してインポートできます。govc
クライアントを使用してイメージをアップロードするには、VMDK イメージのアップロードと vSphere での RHEL 仮想マシンの作成 を参照してください。
前提条件
- ブラウザーの Web コンソールから RHEL Image Builder アプリケーションを開いている。
- ブループリントを作成している。
手順
-
RHEL Image Builder ダッシュボードで、
Blueprint
タブをクリックします。 - ブループリントのテーブルで、イメージをビルドするブループリントを見つけます。
- 選択したブループリントの右側で、Create image ダイアログウィザードが開きます。 をクリックします。
Image output ページで、次の手順を実行します。
- Select a blueprint リストから、必要なイメージのタイプを選択します。
- Image output type リストから、必要なイメージの出力タイプを選択します。
- オプション: イメージを VMware に直接アップロードするには、Upload to VMWare チェックボックスをオンにします。
- イメージのサイズを入力します。
- をクリックします。
Upload to VMware ページで、次の情報を入力します。
- Image name: イメージ名を入力します。
- Host: イメージファイルをアップロードする VMware vSphere インスタンスの URL を入力します。
- Cluster: イメージをアップロードするクラスター名のページを入力します。
- Datacenter: イメージをアップロードするデータセンター名。
- Datastore: イメージをアップロードするデータストア名。
- Folder: イメージをアップロードするフォルダー名。
- をクリックします。
Review ページで、イメージの作成に関する詳細を確認し、 をクリックします。
イメージの作成が開始し、このイメージ作成の進捗が表示されます。その後、VMware vSphere クライアントへのアップロードが行われます。