第8章 RHEL Image Builder を使用した KVM ゲストイメージの準備とデプロイ
RHEL Image Builder を使用して、カーネルベースの仮想マシン (KVM) をベースとしたハイパーバイザーにデプロイできる、専用の .qcow2
を作成します。
カスタマイズされた KVM ゲストイメージの作成には、以下の手順が含まれます。
-
.qcow2
イメージのブループリントの作成 -
RHEL Image Builder を使用した
.qcow2
イメージの作成 - KVM ゲストイメージからの仮想マシンの作成
8.1. RHEL Image Builder を使用したカスタマイズされた KVM ゲストイメージの作成
RHEL Image Builder を使用して、カスタマイズした .qcow2
KVM ゲストイメージを作成できます。以下では GUI での手順を示していますが、CLI を使用することもできます。
前提条件
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システムにアクセスするには、
root
またはweldr
グループに属している必要があります。 -
cockpit-composer
パッケージがインストールされている。 - RHEL システムで、Web コンソールの RHEL Image Builder ダッシュボードを開いている。
- ブループリントを作成している。Web コンソールインターフェイスでのブループリントの作成 を参照してください。
手順
- 作成したブループリント名をクリックします。
- Images タブを選択します。
- Create Image をクリックして、カスタマイズしたイメージを作成します。Create Image ウィンドウが開きます。
-
Type ドロップダウンメニューリストから、
QEMU Image (.qcow2)
を選択します。 - インスタンス化するときのイメージのサイズを設定し、Create をクリックします。
- ウィンドウの右上にある小さなポップアップに、イメージの作成がキューに追加されたことが表示されます。イメージ作成プロセスが完了すると、Image build complete のステータスが表示されます。
検証
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パンくずリストのアイコンをクリックして、Download オプションを選択します。RHEL Image Builder は、KVM ゲストイメージ
.qcow2
ファイルをデフォルトのダウンロード場所にダウンロードします。