3.6. サブスクリプションが必要なシステムリポジトリーのオーバーライド
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
ファイルで定義されているシステムサブスクリプションを使用するように osbuild-composer
サービスをセットアップできます。osbuild-composer
でシステムサブスクリプションを使用するには、次の詳細を含むリポジトリーオーバーライドを定義します。
-
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
で定義されているリポジトリーと同じbaseurl
。 "rhsm": true
の値は、JSON オブジェクトで定義されます。注記osbuild-composer
は、/etc/yum.repos.d/
で定義されたリポジトリーを自動的に使用するわけではありません。リポジトリーは、システムリポジトリーオーバーライドとして、または追加のsource
として、combos-cli
を使用して手動で指定する必要があります。“BaseOS” および “AppStream” リポジトリーは通常、システムリポジトリーオーバーライドを使用しますが、他のすべてのリポジトリーはcomposer-cli
ソースを使用します。
前提条件
-
システムに
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
で定義されたサブスクリプションがある。 - リポジトリーオーバーライドを作成している。システムリポジトリーのオーバーライド を参照してください。
手順
/etc/yum.repos.d/redhat.repo
ファイルからbaseurl
を取得します。# cat /etc/yum.repos.d/redhat.repo [AppStream] name = AppStream mirror example baseurl = https://mirror.example.com/RHEL-9/9.0/AppStream/x86_64/os/ enabled = 1 gpgcheck = 0 sslverify = 1 sslcacert = /etc/pki/ca1/ca.crt sslclientkey = /etc/pki/ca1/client.key sslclientcert = /etc/pki/ca1/client.crt metadata_expire = 86400 enabled_metadata = 0
同じ
baseurl
を使用するようにリポジトリーオーバーライドを設定し、rhsm
を true に設定します。{ "x86_64": [ { "name": "AppStream mirror example", "baseurl": "https://mirror.example.com/RHEL-9/9.0/AppStream/x86_64/os/", "gpgkey": "-----BEGIN PGP PUBLIC KEY BLOCK-----\n\n (…)", "check_gpg": true, "rhsm": true } ] }
osbuild-composer.service
を再起動します。$ sudo systemctl restart osbuild-composer.service