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第5章 高度なトピック

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本セクションでは、入門的なチュートリアルの範囲外のトピックについて説明しますが、実際の RPM パッケージ化で役に立ちます。

5.1. RPM パッケージへの署名

RPM パッケージに署名して、第三者がコンテンツを変更できないようにすることができます。セキュリティーのレイヤーを追加するには、パッケージをダウンロードするときに HTTPS プロトコルを使用します。

rpm-sign パッケージで提供される --addsign オプションを使用して、パッケージに署名できます。

前提条件

  • GPG キーの作成 の説明に従って、GNU Privacy Guard (GPG) キーを作成しました。

5.1.1. GPG キーの作成

パッケージの署名に必要な GNU Privacy Guard (GPG) キーを作成するには、次の手順を使用します。

手順

  1. GPG キーペアを生成します。

    # gpg --gen-key
  2. 生成されたキーペアを確認します。

    # gpg --list-keys
  3. 公開鍵をエクスポートします。

    # gpg --export -a '<Key_name>' > RPM-GPG-KEY-pmanager

    <Key_name> を、選択した実際の鍵の名前に置き換えます。

  4. エクスポートした公開鍵を RPM データベースにインポートします。

    # rpm --import RPM-GPG-KEY-pmanager

5.1.2. パッケージに署名するための RPM の設定

パッケージに署名するには、%_gpg_name RPM マクロを指定する必要があります。

以下の手順では、パッケージの署名に使用する RPM を設定する方法を説明します。

手順

  • $HOME/.rpmmacros%_gpg_name を定義するには、以下のコマンドを実行します。

    %_gpg_name Key ID

    Key ID を、パッケージの署名に使用する GNU Privacy Guard (GPG) キー ID に置き換えます。有効な GPG キー ID の値は、鍵を作成したユーザーの氏名またはメールアドレスです。

5.1.3. RPM パッケージへの署名の追加

一般的に、パッケージは署名なしでビルドされます。署名はパッケージのリリース直前に追加されます。

RPM パッケージに署名を追加するには、rpm -sign パッケージで使用できる --addsign を指定します。

手順

  • パッケージに署名を追加します。

    $ rpm --addsign package-name.rpm

    package-name を、署名する RPM パッケージの名前に置き換えます。

    注記

    署名の秘密鍵のロックを解除するには、パスワードを入力する必要があります。

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