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第27章 Python (非推奨)

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概要

Python は、さまざまなアプリケーション領域で使用される非常に強力な動的プログラミング言語です。Python は Tcl、Perl、Ruby、Scheme、または Java と比較されることがよくあります。Python サポートは camel-script モジュールに含まれます。

重要

Apache Camel の Python は非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。

スクリプトモジュールの追加

ルートで Python を使用するには、例27.1「camel-script 依存関係の追加」 で示したたように、camel-script の依存関係をプロジェクトに追加する必要があります。

例27.1 camel-script 依存関係の追加

<!-- Maven POM File -->
...
<dependencies>
  ...
  <dependency>
    <groupId>org.apache.camel</groupId>
    <artifactId>camel-script</artifactId>
    <version>${camel-version}</version>
  </dependency>
  ...
</dependencies>

静的インポート

アプリケーションコードで python() static メソッドを使用するには、以下の import ステートメントを Java ソースファイルに追加します。

import static org.apache.camel.builder.script.ScriptBuilder.*;

組み込み属性

表27.1「Python 属性」 に、Python を使用する際にアクセス可能な組み込み属性の一覧を示します。

表27.1 Python 属性
属性タイプ

context

org.apache.camel.CamelContext

Camel コンテキスト

exchange

org.apache.camel.Exchange

現在のエクスチェンジ

request

org.apache.camel.Message

IN メッセージ

response

org.apache.camel.Message

OUT メッセージ

properties

org.apache.camel.builder.script.PropertiesFunction

スクリプト内でプロパティーコンポーネントを簡単に使用できるようにする resolve メソッドを使用した関数。

属性はすべて ENGINE_SCOPE に設定されます。

例27.2「Python を使用したルート」 は、Python を使用するルートを示しています。

例27.2 Python を使用したルート

<camelContext>
  <route>
    <from uri="direct:start"/>
    <choice>
      <when>
        <langauge langauge="python">if request.headers.get('user') = 'admin'</langauge>
        <to uri="seda:adminQueue"/>
      </when>
      <otherwise>
        <to uri="seda:regularQueue"/>
      </otherwise>
    </choice>
  </route>
</camelContext>

プロパティーコンポーネントの使用

プロパティーコンポーネントからプロパティー値にアクセスするには、以下のように組み込み properties 属性で resolve メソッドを呼び出します。

.setHeader("myHeader").python("properties.resolve(PropKey)")

PropKey は、解決するプロパティーのキーで、キーの値は String タイプになります。

プロパティーコンポーネントの詳細は、Apache Camel コンポーネントリファレンスガイド の プロパティー を参照してくださいhttps://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_fuse/7.13/html-single/apache_camel_component_reference/index#properties-component

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