20.2. WS-Addressing インターセプター
概要
Apache CXF では、WS-Addressing 機能がインターセプターとして実装されています。Apache CXF ランタイムは、インターセプターを使用して、送受信されている生のメッセージを傍受して処理します。トランスポートはメッセージを受信すると、メッセージオブジェクトを作成し、そのメッセージをインターセプターチェーンを介して送信します。WS-Addressing インターセプターがアプリケーションのインターセプターチェーンに追加されると、メッセージに含まれる WS-Addressing 情報が処理されます。
WS-Addressing インターセプター
WS-Addressing の実装は、表20.1「WS-Addressing インターセプター」 で説明されているように 2 つのインターセプターで構成されています。
インターセプター | 説明 |
---|---|
| 送信メッセージのメッセージアドレス指定プロパティー (MAP) の集約を担当する論理インターセプター。 |
| メッセージアドレス指定プロパティー (MAPs) を SOAP ヘッダーとしてエンコードおよびデコードするプロトコル固有のインターセプター。 |