第58章 インターセプター処理ログの実装
概要
インターセプターは実装が簡単です。処理ロジックの大部分は handleMessage()
メソッドにあります。このメソッドはメッセージデータを受け取り、必要に応じて操作します。開発者は、障害処理のケースを扱う特別なロジックを追加することもできます。
58.1. インターセプターフロー
図58.1「インターセプター経由のフロー」 は、インターセプターを使用してプロセスフローを表示します。
図58.1 インターセプター経由のフロー
通常のメッセージ処理では、handleMessage()
メソッドのみが呼び出されます。handleMessage()
メソッドは、インターセプターのメッセージ処理ロジックを配置する場所です。
インターセプターまたはインターセプターチェーン内の後続のインターセプターの handleMessage()
メソッドでエラーが発生した場合、handleFault()
メソッドが呼び出されます。handleFault()
メソッドは、エラーが発生した際にインターセプターの後にクリーンアップする場合に便利です。障害メッセージの変更にも使用できます。