2.3. コントラクトへのデータユニットの追加
概要
WSDL コントラクトの作成方法に応じて、新しいデータ定義を作成するには、さまざまな知識が必要です。Apache CXF GUI ツールは、XML スキーマを使用してデータ型を記述するための多くの支援を提供します。他の XML エディターは、さまざまなレベルの支援を提供します。選択するエディターに関係なく、結果として得られるコントラクトがどのようになるかについてある程度の知識を得ることが推奨されます。
手順
WSDL コントラクトで使用されるデータの定義には、次の手順が含まれます。
- コントラクトで記述されているインターフェイスで使用されているすべてのデータ単位を判別します。
-
コントラクトに
types
要素を作成します。 例2.1「WSDL コントラクトのスキーマエントリー」 のように、
type
要素の子としてschema
要素を作成します。targetNamespace
属性は、新規データタイプを定義する namespace を指定します。ベストプラクティスは、ターゲット名前空間へのアクセスを提供する名前空間も定義することです。残りのエントリーは変更しないでください。例2.1 WSDL コントラクトのスキーマエントリー
<schema targetNamespace="http://schemas.iona.com/bank.idl" xmlns="http://www.w3.org/2001/XMLSchema" xmlns:xsd1="http://schemas.iona.com/bank.idl" xmlns:wsdl="http://schemas.xmlsoap.org/wsdl/">
-
要素のコレクションである複合型ごとに、
complexType
要素を使用してデータ型を定義します。「データ構造の定義」 を参照してください。 -
各配列について、
complexType
要素を使用してデータタイプを定義します。「配列の定義」 を参照してください。 -
単純型から派生する複合型ごとに、
simpleType
要素を使用してデータ型を定義します。「制限によるタイプの定義」 を参照してください。 -
各列挙型について、
simpleType
要素を使用してデータタイプを定義します。「列挙型の定義」 を参照してください。 -
要素ごとに、
element
要素を使用して定義します。「要素の定義」 を参照してください。