E.4. ランタイムの環境変数
以下の環境変数を使用して、実行スクリプトに影響を与えることができます。
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JAVA_APP_DIR
: アプリケーションがあるディレクトリー。アプリケーションのすべてのパスはこのディレクトリーを基準にした相対パスになります。 -
JAVA_LIB_DIR
: このディレクトリーには、Java jar ファイルと、クラスパスが保持されるオプションのクラスパスファイルが含まれます。単一行のクラスパス (コロン区切り) または行ごとにリストされた jar ファイルのいずれかになります。設定のない場合はJAVA_LIB_DIR
はJAVA_APP_DIR
ディレクトリーと同じになります。 -
JAVA_OPTIONS
: Java の呼び出し時に追加するオプション。 -
JAVA_MAX_MEM_RATIO
: JAVA_OPTIONS に-Xmx
オプションがない場合に使用されます。これは、コンテナーの制限をベースにしてデフォルトの最大ヒープメモリーを算出するために使用されます。このオプションをコンテナーのメモリー制限がない Docker コンテナーで使用しても、何も影響はありません。 -
JAVA_MAX_CORE
: ガベッジコレクタースレッドの数など、特定のデフォルトを算出するために使用される利用可能なコアの数を手動で制限します。0 に設定すると、コアの数を基にしてベース JVM のチューニングを行うことができません。 -
JAVA_DIAGNOSTICS
: これを設定して、一部の診断情報を取得し、標準出力に送ります。 -
JAVA_MAIN_CLASS
: Java の引数として使用するメインクラス。この環境変数を使用すると$JAVA_APP_DIR
ディレクトリーのすべての jar ファイルがクラスパスと$JAVA_LIB_DIR
ディレクトリーに追加されます。 -
JAVA_APP_JAR
:java -jar
で開始できるようにするための適切なマニフェストを持つ jar ファイル。ただし、指定がない場合は$JAVA_MAIN_CLASS
が設定されます。すべての場合で jar ファイルはクラスパスに追加されます。 -
JAVA_APP_NAME
: プロセスに使用する名前。 -
JAVA_CLASSPATH
: 使用するクラスパス。指定の無い場合は起動スクリプトが${JAVA_APP_DIR}/classpath
ファイルを確認し、その内容をクラスパスとして使用します。このファイルが存在しない場合は、アプリケーションディレクトリーのすべての jar が(classes:${JAVA_APP_DIR}/*)
以下に追加されます。 -
JAVA_DEBUG
: 設定するとリモートでのデバッグが有効になります。 -
JAVA_DEBUG_PORT
: リモートでのデバッグに使用されるポート。デフォルト値は 5005 です。