342.3. Marshal
この例では、Tar ファイル圧縮を使用して通常のテキスト/XML ペイロードを圧縮ペイロードにマーシャリングし、それを MY_QUEUE という ActiveMQ キューに送信します。
from("direct:start").marshal().tarFile().to("activemq:queue:MY_QUEUE");
作成された Tar ファイル内の Tar エントリーの名前は、受信した CamelFileName
メッセージヘッダーに基づいています。これは、ファイルコンポーネントによって使用される標準のメッセージヘッダーです。さらに、送信 CamelFileName
メッセージヘッダーは、受信 CamelFileName
メッセージヘッダーの値に ".tar" 接尾辞を付けて自動的に設定されます。たとえば、次のルートで入力ディレクトリーに test.txt という名前のファイルが見つかった場合には、出力は test.txt という名前の単一の Tar エントリーを含む test.txt.tar という名前の Tar ファイルになります。
from("file:input/directory?antInclude=*/.txt").marshal().tarFile().to("file:output/directory");
着信 CamelFileName
メッセージヘッダーがない場合 (ファイルコンポーネントがコンシューマーでない場合など)、メッセージ ID がデフォルトで使用されます。メッセージ ID は通常、一意に生成された ID であるため、ID-MACHINENAME-2443-1211718892437-1-0.tar
のようなファイル名になります。この動作をオーバーライドする場合は、ルートで CamelFileName
ヘッダーの値を明示的に設定できます。
from("direct:start").setHeader(Exchange.FILE_NAME, constant("report.txt")).marshal().tarFile().to("file:output/directory");
このルートにより、出力ディレクトリーに report.txt.tar という名前の Tar ファイルが作成され、report.txt という名前の単一の Tar エントリーが含まれます。