第139章 Hazelcast SEDA コンポーネント


Camel バージョン 2.7 以降で利用可能

Hazelcast SEDA コンポーネントは、Hazelcast BlockingQueue へのアクセスを可能にする Camel Hazelcast コンポーネントの 1 つです。SEDA コンポーネントは、提供されている残りのコンポーネントとは異なります。コアの SEDA コンポーネントと同様に、非同期 SEDA アーキテクチャーをサポートするために作業キューを実装します。

139.1. オプション

Hazelcast SEDA コンポーネントは、以下に示す 3 個のオプションをサポートしています。

名前説明デフォルトタイプ

hazelcastInstance (advanced)

hazelcast エンドポイントに使用できる hazelcast インスタンス参照。インスタンス参照を指定しない場合、camel は camel-hazelcast インスタンスのデフォルトの hazelcast インスタンスを使用します。

 

HazelcastInstance

hazelcastMode (advanced)

hazelcast モードは、どの種類のインスタンスを使用する必要があるかを示しています。モードを指定しないと、ノードモードがデフォルトになります。

node

String

resolveProperty Placeholders (advanced)

起動時にコンポーネントがプロパティープレースホルダーを解決するかどうか。String タイプのプロパティーのみがプロパティープレースホルダーを使用できます。

true

boolean

Hazelcast SEDA エンドポイントは、URI 構文を使用して設定されます。

hazelcast-seda:cacheName

パスおよびクエリーパラメーターを使用します。

139.1.1. パスパラメーター (1 個のパラメーター):

名前説明デフォルトタイプ

cacheName

必須: キャッシュの名前

 

String

139.1.2. クエリーパラメーター (16 個のパラメーター):

名前説明デフォルトタイプ

defaultOperation (Common)

操作ヘッダーが提供されていない場合に、使用するデフォルトの操作を指定します。

 

HazelcastOperation

hazelcastInstance (Common)

hazelcast エンドポイントに使用できる hazelcast インスタンス参照。

 

HazelcastInstance

hazelcastInstanceName (Common)

hazelcast エンドポイントに使用できる hazelcast インスタンスの参照名。インスタンス参照を指定しない場合、camel は camel-hazelcast インスタンスのデフォルトの hazelcast インスタンスを使用します。

 

String

reliable (Common)

エンドポイントが信頼できる Topic 構造体を使用するかどうかを定義します。

false

boolean

bridgeErrorHandler (consumer)

コンシューマーの Camel ルーティングエラーハンドラーへのブリッジを許可します。よって、コンシューマーが受信メッセージなどの取得を試行している間に発生した例外は、メッセージとして処理され、ルーティングエラーハンドラーによって処理されます。デフォルトでは、コンシューマーは org.apache.camel.spi.ExceptionHandler を使用して例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。

false

boolean

pollingTimeout (consumer)

Poll モードでの Queue コンシューマーのポーリングタイムアウトを定義します。

10000

long

poolSize (consumer)

Queue Consumer Executor のプールサイズの定義

1

int

queueConsumerMode (consumer)

Queue Consumer モードの定義:Listen または Poll

Listen

HazelcastQueueConsumer モード

exceptionHandler (consumer)

コンシューマーによるカスタム ExceptionHandler の使用を許可します。bridgeErrorHandler オプションが有効な場合は、このオプションは使用されないことに注意してください。デフォルトでは、コンシューマーは例外に対応し、WARN または ERROR レベルでログに記録され、無視されます。

 

ExceptionHandler

exchangePattern (consumer)

コンシューマーがエクスチェンジを作成する際に交換パターンを設定します。

 

ExchangePattern

synchronous (advanced)

同期処理を厳密に使用するか、Camel が非同期処理を使用できるかどうかを設定します (サポートされている場合)。

false

boolean

concurrentConsumers (seda)

SEDA キューからの同時コンシューマーのポーリングを使用します。

1

int

onErrorDelay (seda)

エラーが発生した後、コンシューマーがポーリングを継続するまでの時間(ミリ秒単位)。

1000

int

pollTimeout (seda)

SEDA キューから消費する際に使用するタイムアウト。タイムアウトが発生すると、コンシューマーは実行を継続できるかどうかを確認できます。値を低く設定すると、シャットダウン時にコンシューマーがより迅速に対応できるようになります。

1000

int

transacted (seda)

true に設定すると、コンシューマーはトランザクションモードで実行し、処理の完了時に発生するトランザクションがコミットされた場合にのみ seda キュー内のメッセージが削除されます。

false

boolean

transferExchange (seda)

true に設定すると、Exchange 全体が転送されます。ヘッダーまたはボディにシリアライズ可能なオブジェクトが含まれていない場合、それらはスキップされます。

false

boolean

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