3.6. 開発モードでの Camel K インテグレーションの実行
開発モードの Camel K インテグレーションは、コマンドラインから OpenShift クラスターで実行できます。開発モードを使用すると、開発段階にてインテグレーションで繰り返しを迅速に行うことができ、コードに関するフィードバックを即座に受け取ることができます。
--dev
オプションを指定して kamel run
コマンドを実行すると、インテグレーションがクラウドで即座にデプロイされ、ターミナルにインテグレーションログが表示されます。次に、コードを変更でき、変更が自動的かつ即座に OpenShift のリモートインテグレーション Pod に適用されることを確認できます。ターミナルには、クラウドのリモートインテグレーションの再デプロイメントすべてが自動的に表示されます。
開発モードで Camel K によって生成されたアーティファクトは、実稼働環境で実行するアーティファクトと同じです。開発モードの目的は、より迅速な開発を行うことです。
前提条件
- 「Camel K 開発環境の設定」
- Java、XML、または YAML DSL で記述された Camel インテグレーションが作成済みである必要があります。
手順
以下の例のように、
oc
クライアントツールを使用して OpenShift クラスターにログインします。oc login --token=my-token --server=https://my-cluster.example.com:6443
$ oc login --token=my-token --server=https://my-cluster.example.com:6443
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下の例のように、Camel K Operator が稼働していることを確認します。
oc get pod
$ oc get pod NAME READY STATUS RESTARTS AGE camel-k-operator-86b8d94b4-pk7d6 1/1 Running 0 6m28s
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow kamel run
コマンドと--dev
を入力し、クラウドの OpenShift にて開発モードでインテグレーションを実行します。以下は、簡単な Java の例になります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow インテグレーション DSL ファイルの内容を編集し、変更を保存します。ターミナルで変更が即座に表示されることを確認します。以下に例を示します。
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow -
Ctrl-C
キーを押して、ターミナルでログインを終了します。
関連情報
-
kamel run
コマンドの詳細については、kamel run --help
を入力してください。 - インテグレーションを実行するための開発ツールの詳細は、Red Hat による Apache Camel K の VS Code ツール を参照してください。
- 「Camel K インテグレーションの管理」
- 「Camel K インテグレーション依存関係の設定」