3.7. モードラインを使用した Camel K インテグレーションの実行
Camel K モードラインを使用すると、起動時に実行される Camel K インテグレーションソースファイルに複数の設定オプションを指定できます。これにより、複数のコマンドラインオプションを再入力する時間を節約できるため効率を良くすることができ、入力エラーを防ぐことができます。
以下の例は、Prometheus のモニタリングおよび 3scale API Management のトレイトを設定し、外部 Maven ライブラリーの依存関係が含まれる Java インテグレーションファイルからのモードラインエントリーを示しています。
// camel-k: language=java trait=prometheus.enabled=true trait=3scale.enabled=true dependency=mvn:org.my/app:1.0
前提条件
- 「Camel K 開発環境の設定」
- Java、XML、または YAML DSL で記述された Camel インテグレーションが作成済みである必要があります。
手順
Camel K モードラインエントリーをインテグレーションファイルに追加します。以下に例を示します。
Hello.java
// camel-k: language=java trait=prometheus.enabled=true trait=3scale.enabled=true dependency=mvn:org.my/application:1.0 1 import org.apache.camel.builder.RouteBuilder; public class Hello extends RouteBuilder { @Override public void configure() throws Exception { from("timer:java?period=1000") .bean(org.my.BusinessLogic) 2 .log("${body}"); } }
以下のコマンドを入力してインテグレーションを実行します。
$ kamel run Hello.java Modeline options have been loaded from source files Full command: kamel run Hello.java --trait=prometheus.enabled=true --dependency mvn:org.my/application:1.0
kamel run
コマンドは、インテグレーションに指定されたモードオプションを出力します。
関連情報
- 「Camel K モードラインオプション」
- モードラインのインテグレーションを実行するための開発ツールの詳細は、「Introducing IDE support for Apache Camel K Modeline」を参照してください。