3.6.4.3.2. Prometheus を使用した OpenShift Dev Spaces メトリクスの収集
Prometheus を使用して、OpenShift Dev Spaces サーバーの JVM メトリクスを収集、保存、および照会するには、以下を実行します。
前提条件
-
OpenShift Dev Spaces は、ポート
8087
にメトリクスを公開しています。Enabling and exposing OpenShift Dev Spaces server JVM metrics を参照してください。 -
Prometheus 2.26.0 以降が動作している。Prometheus コンソールは、ポート
9090
で実行されており、対応するサービスがあります。Prometheus を初めて実行するための手順 について参照してください。
手順
ポート
8087
からメトリクスを収集するように Prometheus を設定します。注記モニターリングスタックのサンプル では、空の設定で
prometheus-config
ConfigMap がすでに作成されています。Prometheus 設定の詳細を指定するには、ConfigMap のdata
フィールドを編集します。例3.33 Prometheus の設定
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: prometheus-config data: prometheus.yml: |- global: scrape_interval: 5s 1 evaluation_interval: 5s 2 scrape_configs: 3 - job_name: 'Che Server' static_configs: - targets: ['che-host.<OpenShift Dev Spaces_project>:8087'] 4
- 1
- ターゲットが収集されるレート。
- 2
- 記録およびアラートルールを再チェックするレート。
- 3
- Prometheus が監視するリソースデフォルト設定では、単一のジョブ
Che Server
が、OpenShift Dev Spaces Server によって公開された時系列データをスクレイピングします。 - 4
- ポート
8087
からのメトリクスのスクレイプターゲット。<OpenShift Dev Spaces_project>
を OpenShift Dev Spaces プロジェクトに置き換えます。デフォルトの OpenShift Dev Spaces プロジェクトはopenshift-devspaces
です。
Prometheus
Deployment をスケールダウンおよびスケールアップし、直前の手順で更新された ConfigMap を読み取ります。$ oc scale --replicas=0 deployment/prometheus -n monitoring && oc scale --replicas=1 deployment/prometheus -n monitoring
検証
ポート転送を使用して、ローカルで
Prometheus
サービスにアクセスします。$ oc port-forward svc/prometheus 9090:9090 -n monitoring
-
localhost:9090/targets
でtargets
エンドポイントを表示して、すべてのターゲットが稼働していることを確認します。 Prometheus コンソールを使用して、メトリクスを表示および照会します。
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localhost:9090/metrics
でメトリクスを表示します。 localhost:9090/graph
からメトリクスをクエリーします。詳細は、Using the expression browser を参照してください。
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