14.4. Web コンソールを使用したドメインマッピング


所有するカスタムドメイン名を Knative サービスにマッピングすることで、Knative サービスのドメインをカスタマイズできます。OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して、DomainMapping カスタムリソース (CR) を Knative サービスにマッピングできます。

14.4.1. カスタムドメインをサービスにマッピングする

前提条件

  • Web コンソールにログインしている。
  • OpenShift Serverless Operator および Knative Serving がクラスターにインストールされている。これはクラスター管理者が完了する必要があります。
  • OpenShift Container Platform でアプリケーションおよび他のワークロードを作成するために、プロジェクトを作成しているか、適切なロールおよびパーミッションを持つプロジェクトにアクセスできる。
  • Knative サービスを作成し、そのサービスにマップするカスタムドメインを制御できる。

    注記

    カスタムドメインは OpenShift Container Platform クラスターの IP アドレスを参照する必要があります。

手順

  1. Topology ページに移動します。
  2. ドメインにマッピングするサービスを右クリックし、サービス名が含まれる Edit オプションを選択します。たとえば、サービスの名前が showcase の場合は、Edit showcase オプションを選択します。
  3. Advanced options セクションで、Show advanced Routing options をクリックします。

    1. サービスにマッピングするドメインマッピング CR がすでに存在する場合は、ドメインマッピング リストで選択できます。
    2. 新規ドメインマッピング CR を作成する場合は、ドメイン名をボックスに入力し、Create オプションを選択します。たとえば、example.com と入力すると、Create オプションは Create "example.com" になります。
  4. Save をクリックしてサービスへの変更を保存します。

検証

  1. Topology ページに移動します。
  2. 作成したサービスをクリックします。
  3. サービス情報ウィンドウの Resources タブで、Domain mappings セクションにサービスにマッピングしたドメインが表示されます。

14.4.2. 暗号スイートの制限

Ingress に net-kourier を指定し、DomainMapping を使用すると、OpenShift ルーティングの TLS がパススルーに設定され、TLS は Kourier Gateway によって処理されます。このような場合、ユーザーに許可される Kourier の TLS 暗号スイートを限定することを推奨します。

前提条件

  • Web コンソールにログインしている。
  • OpenShift Serverless Operator がインストールされている。
  • Knative Serving がインストールされています。
  • アプリケーションおよび他のワークロードを作成するために、プロジェクトを作成しているか、適切なロールおよびパーミッションが割り当てられたプロジェクトにアクセスできる。

    注記

    カスタムドメインがクラスターの IP アドレスを参照する。

手順

  • KnativeServing CR で、cipher-suites 値を使用して、有効化する暗号スイートを指定します。

    KnativeServing CR の例

    spec:
      config:
        kourier:
          cipher-suites: ECDHE-ECDSA-AES128-GCM-SHA256,ECDHE-ECDSA-CHACHA20-POLY1305
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

    他の暗号スイートは無効化されます。コンマで区切って複数のスイートを指定できます。

    注記

    Kourier Gateway のコンテナーイメージは Envoy プロキシーイメージを利用し、デフォルトで有効化されている暗号スイートは Envoy プロキシーのバージョンによって異なります。

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