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2.3.7. 複数インスタンスへのボリュームの接続

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ボリュームのマルチ接続により、複数のインスタンスが Block Storage ボリュームに同時に読み取り/書き込みアクセスを行うことができます。この機能は、Block Storage (cinder) のバックエンドに Ceph を使用する場合に機能します。Ceph RBD ドライバーがサポートされます。

警告

複数インスタンスからの書き込み操作を管理するには、マルチ接続またはクラスター対応のファイルシステムを使用する必要があります。それ以外の構成では、データの破損が生じます。

警告

オプションのマルチ接続機能を使用するには、cinder ドライバーがこの機能をサポートしている必要があります。ベンダープラグインの認定についての詳しい情報は、以下のアーティクルおよび Web サイトを参照してください。

ベンダープラグインでマルチ接続がサポートされることを確認するには、Red Hat のサポートにお問い合わせください。

警告

マルチ接続ボリュームの制約は以下のとおりです。

  • マルチ接続ボリュームのライブマイグレーションは利用できません。
  • マルチ接続のボリュームでは、ボリュームの暗号化はサポートされません。
  • 接続済みボリュームの種別をマルチ接続から非マルチ接続に (あるいは非マルチ接続からマルチ接続に) 変更することはできません。
  • 読み取り専用のマルチ接続はサポートされません。
  • 使用中のマルチ接続ボリュームを拡張することはできません。

2.3.7.1. マルチ接続ボリューム種別の作成

複数のインスタンスにボリュームを接続するには、ボリュームの追加スペックで multiattach フラグ を <is>True に設定します。マルチ接続のボリューム種別を作成すると、ボリュームはフラグを継承し、マルチ接続のボリュームになります。

注記

デフォルトでは、新規ボリューム種別の作成は管理者だけができる操作です。

手順

  1. 以下のコマンドを実行し、マルチ接続のボリューム種別を作成します。

    $ cinder type-create multiattach
    $ cinder type-key multiattach set multiattach="<is> True"
    注記

    この手順では、マルチ接続をサポートする任意のバックエンドにボリュームを作成します。したがって、マルチ接続をサポートするバックエンドが 2 つある場合、スケジューラーは、ボリューム作成時に利用可能な領域に基づいて使用するバックエンドを決定します。

  2. バックエンドを指定するには、以下のコマンドを実行します。

    $ cinder type-key multiattach set volume_backend_name=<backend_name>
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