3.2. Object Storage サービスの管理
以下の手順で、Object Storage サービスをカスタマイズする方法について説明します。
3.2.1. fast-post の設定
デフォルトでは、オブジェクトメタデータの一部にでも変更があると、Object Storage サービスは必ずオブジェクト全体をコピーします。fast-post 機能を使用することでこれを回避できます。fast-post 機能は、複数の大きなオブジェクトのコンテンツ種別を変更する際の時間を短縮します。
fast-post 機能を有効にするには、以下の手順により Object Storage プロキシーサービスの object_post_as_copy
オプションを無効にします。
swift_params.yaml
を編集します。cat > swift_params.yaml << EOF parameter_defaults: ExtraConfig: swift::proxy::copy::object_post_as_copy: False EOF
オーバークラウドをデプロイまたは更新する際に、パラメーターファイルを指定します。
openstack overcloud deploy [... previous args ...] -e swift_params.yaml