3.8.2. バグ修正
以下のバグは、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) の本リリースで修正されています。
- BZ#2107599
以前は、インスタンスにアタッチされているポートで
binding:vnic_typeを変更すると、再起動時にnova_computeが再起動ループに入りました。この更新により、インスタンスにアタッチされているポートの
binding:vnic_typeは変更できなくなります。- BZ#2143940
- 今回の更新以前は、NVIDIA Mellanox ConnectX Lx シリーズ NIC を使用する OVS-DPDK 環境では、インターフェイスのフラップが発生する可能性がありました。これは、ホストのプロビジョニング中に OVS-DPDK インターフェイスがリセットされることが原因でした。今回の更新で問題が修正され、このフラップは発生しなくなりました。
- BZ#2217867
- この更新の前は、NVIDIA ConnectX-5 および ConnectX-6 NIC でハードウェアオフロードと VLAN を使用すると、Physical Function (PF) 上の一部のオフロードフローが原因で、関連する Virtual Function (VF) 上の LLDP および VRRP トラフィックで一時的なパフォーマンスの問題が発生する可能性がありました。この更新により、VLAN トラフィックの優先度が上がり、LLDP および VRRP トラフィックがパフォーマンスに影響を与えなくなります。
- BZ#2234902
-
この更新の前は、
check-kernel-version検証が正しく機能せず、失敗が報告されていました。この更新により、問題は解決され、check-kernel-versionは失敗を報告しなくなりました。 - BZ#2236671
この更新の前は、IPv6 専用ネットワークで作成された仮想マシンインスタンスは、コンピュートメタデータサービスにアクセスできませんでした。メタデータエージェントは、コンピュートメタデータサービスへのアクセスに使用される namespace のプロビジョニング時に、IPv6 アドレスの可能性を考慮していませんでした。RHOSP 17.1.4 では、この問題は修正されました。メタデータエージェントは、コンピュートメタデータサービスへのアクセスに使用される namespace のプロビジョニング時に、IPv6 アドレスを考慮するように変更されました。その結果、IPv6 専用ネットワークで作成されたインスタンスはコンピュートメタデータサービスにアクセスできます。
注記24.2-0ubuntu1_23.10.1より前のバージョンのcloud-initのバグにより、インスタンスがメタデータサービスにアクセスできない場合もあります。cloud-initのバージョンが24.2-0ubuntu1_23.10.1以降であることを確認してください。- BZ#2241270
- このリリースより前は、更新中に frr-status および oslo-config-validator の検証で FAILED が報告されていました。エラーメッセージは検証コードに固有のものであり、17.1 の操作に影響する状態を示すものではありません。関連するバグ修正 BZ 2272546 により、これらのエラーメッセージは表示されなくなります。
- BZ#2243267
この更新の前は、Virtual Data Optimizer (VDO) パッケージがあることで
checkvdoLeapp アクターが失敗し、Leapp のアップグレードが失敗していました。RHOSP 17.1.4 では、VDO パッケージが削除され、Leapp のアップグレードが成功するようになりました。
- BZ#2250074
- この更新の前は、外部 BIND サーバーを DNS サービス (designate) で使用すると、BIND サーバープールに無効な情報が含まれていました。この問題は、BIND インスタンスプールに一部のネームサーバーエントリーを追加できないデプロイメントバグによって発生します。RHOSP 17.1.4 では、この問題は解決されました。DNS サービスのインストール中に、BIND プールの YAML ファイルが正しく生成されます。
- BZ#2251176
-
この更新の前は、Ceph ダッシュボードは Prometheus サービスエンドポイントに到達できず、エラーメッセージ
404 not foundが表示されていました。このエラーは、Prometheus サービスの仮想 IP の設定が正しくなかったために発生しました。RHOSP 17.1.4 では、この問題は解決され、ダッシュボードは Prometheus サービスエンドポイントに到達できるようになりました。 - BZ#2255302
-
この更新の前は、外部の Red Hat Ceph Storage クラスターに必要な
cephfs_filesystem_nameドライバー設定パラメーターを、director の heat テンプレートパラメーターで直接設定することはできませんでした。Shared File Systems サービス (manila) 共有を作成するために、YAML ファイルとExtraConfigパラメーターを作成する必要がありました。この更新では、heat テンプレートにManilaCephFSFileSystemNameパラメーターが導入され、ファイルシステム名を直接更新して共有を正常に作成できるようになりました。 - BZ#2259873
この更新の前は、Lenovo UEFI ファームウェアはデプロイメント後にブートレコードをリセットしていました。デプロイメント中に、サーバーの最初の起動に失敗し、有効な起動デバイスがないことを示すブルースクリーンが表示されました。
RHOSP 17.1.4 では、この問題は解決されました。デプロイメント時に、Lenovo UEFI ファームウェアはデプロイメント後にブートレコードをリセットしなくなり、手動による回避策は不要になりました。
- BZ#2263502
- この更新の前は、外部ネットワークに直接接続されたインスタンスのリンクが失敗していました。この問題は、これらのインスタンスのパケットに対して OVN がソースネットワークアドレス変換 (SNAT) を実行する際の遅延によって発生していました。OVN がパケットをプッシュするまでインスタンスの IP アドレスは変換されないため、TCP 接続がリセットされ、インスタンスと外部ネットワーク間のリンクが失敗していました。この更新により、バグは解決され、インスタンスと外部ネットワーク間の接続が中断されなくなりました。
- BZ#2266778
この更新の前は、
python3-dnsパッケージバージョン 2.x で RHOSP DNS サービス (designate) との非互換性が発生していました。この非互換性により、Transaction Signature (TSIG) キーが関係する一部のゾーン転送が失敗し、ログメッセージAttributeError: 'TsigKeyring' object has no attribute 'name'が表示されていました。RHOSP 17.1.4 では、この問題は解決されました。TSIG キーを含むゾーン転送が正しく動作するようになりました。
- BZ#2267882
- この更新の前は、DNS サービス (designate) を使用する RHOSP 環境では、ゾーンに 20 超のレコードが含まれる場合でも、ゾーン内のレコードをリスト表示するとダッシュボード (horizon) に最大 20 件のレコードしか表示されないという既知の問題がありました。今回の更新により、この問題は修正されました。
- BZ#2269509
-
この更新の前は、RHOSP 16.2 から 17.1 へのアップグレード中に、
mysqldのアップグレードをトリガーするステップがスキップされることがありました。この更新では、この問題に対処するために MySQL のアップグレードロジックが書き換えられました。 - BZ#2271411
- この更新の前は、Hitachi Block Storage ドライバーを使用してボリュームを削除すると、別のボリュームが削除され、予期しないデータ損失が発生する可能性がありました。この更新では Hitachi Block Storage ドライバーが更新され、ボリュームを削除する際に指定されたボリュームを期待どおりに削除するようになりました。
- BZ#2276551
- この更新の前は、Block Storage サービス (cinder) を Image サービス (glance) のイメージを保存するためのバックエンドとして使用していた場合、それらを同時に操作すると相互に妨げられ、いずれかの操作が失敗する可能性がありました。この更新により、Block Storage サービスと Image サービスの同時操作が相互に妨げられることがなくなります。
- BZ#2276865
-
この更新の前は、
tripleo_iptablesロールはiptablesモジュールに依存しており、ルールチェーン内の特定の場所にルールを挿入できませんでした。この更新により、iptablesモジュールはnftablesモジュールに移行されます。nftables使用して、ファイアウォールルールがオーバークラウドに適用されるようになりました。 - BZ#2278025
-
この更新の前は、GRUB 2 はデフォルトで LVM モジュールをロードしませんでした。その結果、RHOSP 16.2 から 17.1 へのアップグレード中に、UEFI モードでの Leapp アップグレード後にカスタムオーバークラウドイメージが起動しなくなりました。この更新により、EFI
grub.cfgファイルが LVM grub モジュールをロードし、Leapp のアップグレードを続行できるようになります。 - BZ#2283796
複数の CephFS ファイルシステムを持つ外部 Red Hat Ceph Storage クラスターで Shared File Systems サービス (manila) を使用する場合は、認可および認可取り消しのコンテキストでファイルシステム名を指定する必要があります。
この更新の前は、NFS の認可ワークフローでファイルシステム名を指名しないため、NFS-Ganesha サービスで NFS エクスポートが失敗していました。この更新により、Shared File Systems サービスは CephFS-NFS クライアントの認可時にファイルシステム名を指定し、NFS-Ganesha サービスで NFS エクスポートが成功するようになりました。
- BZ#2284095
-
以前の RHOSP リリースでは、ヘルスモニターを含む OVN ロードバランサーのすべてのメンバーが削除されても、ヘルスモニターのポートは削除されず、
ovsdbに残りました。RHOSP 17.1.4 では、すべてのメンバーが OVN ロードバランサーから削除され、他の OVN ロードバランサーでヘルスモニターポートが必要なくなると、すべてのヘルスモニターポートが適切に削除されます。 - BZ#2290323
この更新の前は、Shared File Systems サービス (manila) と CephFS-NFS で設定された外部 Red Hat Ceph Storage クラスターがデプロイメントに含まれている場合、エクスポート設定が上書きされていました。RHOSP 17.1 オーバークラウドへのアップグレードまたは更新後、CephFS-NFS サービス (NFS-Ganesha) がエクスポート設定なしで起動し、クライアントが共有にアクセスできなくなっていました。
この更新により、ディレクターはエクスポート設定の有無を確認し、オーバークラウドのアップグレードおよび更新中にそれらを保持するようになりました。CephFS-NFS クライアントは、アップグレード手順と更新手順、および手順中の定期的な復元操作を通じて、引き続きデータにアクセスできます。
- BZ#2290400
- この更新の前は、多数のタグを持つインスタンスポートが原因で、非常に長いデータベースクエリーが発生し、インスタンスが作成時にタイムアウトする可能性がありました。この更新により、Networking サービスサーバーからタグをクエリーする方法が変更され、多数のタグを含むインスタンスを作成または移行する場合でもエラーが発生しなくなりました。
- BZ#2293368
この RHOSP 17.1.4 更新では、特定の状況でパケット転送遅延を引き起こすバグが修正されています。
このバグ修正の前は、RHOSP 17.1 デプロイメントに nft または iptables のフィルタールールと LOG アクションが含まれ、カーネルコマンドライン (/proc/cmdline) に console=tty50 がある場合、ロギングアクションによってパケット転送に大幅な遅延が発生する可能性がありました。
このバグ修正により、バグが修正され、遅延が解消されます。17.1.x から 17.1.4 への更新では、この修正は自動的に適用されません。修正が必要な場合は、17.1.4 に更新する前に、ナレッジベースソリューション Sometimes receiving packet(e.g. ICMP echo) has latency, around 190 ms に記載されている手順を実行してください。
- BZ#2293735
この更新の前は、Red Hat Ceph Storage の健全性検証中に 'cephadm command not found' エラーが発生し、RHOSP 16.2 から 17.1 へのアップグレードが失敗する可能性がありました。
このエラーを回避するために、
cephadmツールがインストールされていない場合は、Red Hat Ceph Storage の健全性検証は 'podman run' を使用して実行されるようになりました。- BZ#2294369
- 以前の RHOSP リリースでは、ユーザーはロードバランシングサービス (octavia) UDP ヘルスモニターの遅延を更新できませんでした。この問題は、UDP ヘルスモニターを設定するために使用されるパラメーターの検証におけるバグによって発生していました。RHOSP 17.1.4 ではこのバグが修正され、ユーザーは UDP ヘルスモニターの遅延を変更できるようになりました。
- BZ#2295757
-
この更新の前は、
systemdファイルの問題により、RHOSP 16.2 から 17.1 へのアップグレード中に ovn-controllers の再起動ループが発生していました。この問題により、ワークロード上の DHCP および DNS サービスが停止しました。今回の更新により、問題が修正されました。 - BZ#2298567
- この更新の前は、HPE 3par Block Storage ドライバーは、最新 WSAPI バージョンを実行している HPE ストレージをサポートできませんでした。この更新により、HPE 3par ドライバーは最新 WSAPI バージョンを実行している HPE ストレージをサポートできるようになります。
- BZ#2300098
この更新の前は、Shared File Systems サービス (manila) の共有ネットワークとして外部ネットワークを使用した場合、OVN の非互換性により、外部ストレージシステムにアタッチされた外部スイッチ上に作成されたポートに対して誤った ARP 応答が発生していました。仮想マシン、コンテナー、ベアメタルノードなどのクライアントマシンは、外部ネットワークにエクスポートされた共有にアクセスできませんでした。
この更新により、Shared File Systems サービスは OpenStack ネットワークポートのステータスを DOWN に設定し、OVN が Networking サービス (neutron) ポートを介して ARP 応答を設定できないようにします。代わりに、MAC アドレスは外部ポートから学習されます。クライアントマシンは、外部ネットワークにエクスポートされた共有にアクセスでき、Shared File Systems サービスにアクセス制御リスト (ACL) がある場合は共有をマウントできます。
- BZ#2306799
- この更新の前は、ロードバランサーは、同じロードバランサーのメンバーサブネットとしても使用されているサブネットにアタッチされたホストからの要求に応答できませんでした。これは、ロードバランサーの仮想 IP インターフェイスにデフォルトのネットワークルートがないために発生しました。RHOSP 17.1.4 では、欠落していたルートが追加され、接続が復元されました。
- BZ#2308089
以前の RHOSP リリースでは、IPv4 ロードバランサーへの接続が中断される可能性がありました。この問題は、IPv6 ロードバランサーの
ip_port_mappingsパラメーターで使用される誤った形式を修正するメンテナンスタスクの実行中に発生しました。このタスクでは、IPv6 ロードバランサーの誤った形式が修正されましたが、IPv4 ロードバランサーのip_port_mappingsパラメーターも誤って変更されました。この問題は解決され、メンテナンスタスクの実行後に IPv4 ロードバランサーの接続が中断されることはなくなりました。
- BZ#2308660
この更新では、一部の IPv6 デプロイメントで Neutron の障害と接続の喪失を引き起こしていたバグが修正されています。
一部の IPv6 デプロイメントでは、resolv.conf はスコープが (fe80::5054:ff:fe96:8af7%eth2) の IPv6 ネットワークを使用します。このスコープは、Neutron で使用される一部のライブラリーと互換性がありません。
この更新により、スコープを除外するためにアドレスがトリミングされ、非互換性が回避されます。
- BZ#2310889
- この更新の前は、qcow2v2 イメージからインスタンスを起動できませんでした。この更新により、フォーマットインスペクターに qcow2v2 イメージのサポートが追加され、qcow2v2 イメージからインスタンスを起動できるようになりました。
- BZ#2311465
-
この更新の前は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8.4 イメージには
GRUB_DEFAULT=saved設定がありませんでした。デフォルトの 8.4 イメージを使用してオペレーティングシステムが作成されている場合、RHOSP 16.2 から 17.1 へのアップグレードで、アンダークラウドの再起動後にシステムのアップグレードが中断されました。この更新では、GRUB_DEFAULT=saved設定が導入され、GRUB が保存されたオプションを起動し、デフォルトの RHEL 8.4 イメージにデプロイされたノードでシステムアップグレードが機能するようになります。 - BZ#2311875
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この更新の前は、クラウドユーザーが専用 CPU と共有 CPU が混在するインスタンスを作成できるようにするフレーバー機能 (
hw:cpu_policy=mixed) の混合 CPU ポリシーを追加することで、固定されていない NUMA トポロジーを持つインスタンス (hw:cpu_policyがdedicatedに設定されていない) が、17.1.3 へのアップグレード後に再起動されませんでした。今回の更新により、この問題は修正されました。 - BZ#2315341
今回の更新以前は、DNS ネームサーバーに変更があった場合や、ドメイン名を変更するたびに、
os-net-configスクリプトでホストインターフェイスを再起動する必要がありました。これは、RHOSP 17.1.4 から RHOSO 18.0.x データプレーンの導入時に問題となっていました。RHOSP 17.1.4 では、DNS サーバーの IP アドレスと検索ドメインが以前の設定に限られる場合にのみ、インターフェイスを再起動せずに DNS サーバーと検索ドメインをオンザフライで変更できるようになりました。DNS ネームサーバーと検索ドメインは ifcfg ファイルに書き込まれ、
/etc/resolv.confが更新されます。