2.2. リリース情報 RHOSO 18.0.13


2.2.1. アドバイザリーの一覧

Red Hat OpenStack Services on OpenShift (RHOSO) のこのリリースには、次のアドバイザリーが含まれています。

RHBA-2025:17561
RHOSO 18.0.13 のコンポーネントのリリース
RHBA-2025:17990
RHOSO 18.0.13 のコンテナーのリリース

2.2.2. コンピュート

2.2.2.1. 既知の問題

この部分では、Red Hat OpenStack Services on OpenShift 18.0 の既知の問題を説明します。

Compute サービスの電源管理機能はデフォルトで無効化される

Compute サービス (nova) の電源管理機能は、デフォルトでは無効になっています。次の nova-compute 設定でこれを有効にできます。

[libvirt]
cpu_power_management = true
cpu_power_management_strategy = governor
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デフォルトの cpu_power_management_strategy cpu_state は現在サポートされていません。nova-compute を再起動すると、そのホスト上のすべての専用 PCPU (インスタンスが使用しているものも含む) の電源がオフになります。cpu_state ストラテジーを使用すると、それらのインスタンスの CPU は固定が解除されます。

Jira:OSPRH-10772

2.2.3. コントロールプレーン

2.2.3.1. 既知の問題

この部分では、Red Hat OpenStack Services on OpenShift 18.0 の既知の問題を説明します。

マイナー更新中はコントロールプレーンが一時的に利用できません

マイナー更新中、RHOSO コントロールプレーンは一時的に利用できなくなります。API リクエストは、エラー 500 などの HTTP エラーコードで失敗する可能性があります。または、API リクエストは成功しても、基礎となるライフサイクル操作が失敗する可能性があります。たとえば、マイナー更新中に openstack server create コマンドで作成された仮想マシンインスタンスは、ACTIVE 状態に到達しません。コントロールプレーンの停止は一時的なものであり、マイナー更新が完了すると自動的に回復します。コントロールプレーンの停止は、すでに実行中のワークロードには影響しません。

回避策: この中断を防ぐには、Red Hat ナレッジベースの記事 How to enable mirrored queues in Red Hat Openstack Services on OpenShift を参照してください。

Jira:OSPRH-10790

2.2.4. ストレージ

2.2.4.1. 既知の問題

この部分では、Red Hat OpenStack Services on OpenShift 18.0 の既知の問題を説明します。

IPv6 エクスポート場所は、CephFS-NFS バックエンドを持つ Shared File Systems サービス共有では使用できません

Red Hat Ceph Storage の問題により、CephFS-NFS バックエンドを持つ Shared File Systems サービス (manila) 共有で IPv6 エクスポート場所の使用が阻止されます。回避策: 現時点では回避策はありません。

Jira:OSPRH-19498

2.2.5. アップグレードおよび更新

2.2.5.1. 非推奨の機能

この部分では、Red Hat OpenStack Services on OpenShift 18.0 で 非推奨 になった機能の概要を説明します。

非推奨の機能は、本製品の今後のメジャーリリースではサポートされない可能性が高く、新たに実装することは推奨されません。

update サービスが非推奨になりました。

RHOSO 18.0.10 (機能リリース 3) では、OpenStack 関連のパッケージ更新とシステム関連のパッケージ更新を分割する新しい更新ワークフローが導入されました。この新しい機能により、データプレーン update サービスは非推奨となり、分割された update-servicesupdate-system サービスが採用されるようになりました。update サービスは今後のリリースで削除される予定です。お客様は分割更新機能の使用に移行する必要があります。分割更新機能の詳細は、Red Hat ナレッジベースの記事 Performing a minor update of OpenStack service containers and RHEL RPMs separately を参照してください。

Jira:OSPRH-20354

2.2.6. サービスの最適化

2.2.6.1. 既知の問題

この部分では、Red Hat OpenStack Services on OpenShift 18.0 の既知の問題を説明します。

ウォッチャーでのボリューム移行が失敗します

現在、ボリュームタイプの volume_backend_name パラメーター値が宛先プールの volume_backend_name パラメーター値と一致しない場合、ボリュームを移行しようとするとエラーが発生します。

回避策: ボリューム移行に参加するすべてのボリュームタイプと cinder プールの volume_backend_name を共通する値に設定します。

Jira:OSPRH-20763

Workflow Engine は失敗した Action Plan のアクションを元に戻しません。

RHOSO 18 では、watcher_applier.rollback_when_actionplan_failed 設定オプションを有効にして、Action Plan が失敗した際に (失敗したアクションを) 自動的に元に戻すよう設定した場合でも、Optimize サービス (watcher) の Engine は、失敗したアクションを自動的に元に戻しません。

回避策: Action Plan で失敗した各アクションを手動で元に戻します。ロールバックを回避するには、失敗の根本原因を診断して修正し、監査を再度実行して新しい解決策を提案します。

Jira:OSPRH-19735

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