16.2. ExecutionErrorHandler
ExecutionErrorHandler
は、すべてのプロセスエラー処理の主要メカニズムです。これは RuntimeEngine に結びついているため、新規 RuntimeEngine が作成されるとこれも作成され、RuntimeEngine が破棄されるとこれも破棄されます。ある実行コンテキストもしくはトランザクションでは、単一インスタンスの ExecutionErrorHandler
が使用されます。KieSession
と TaskService
の両方がそのインスタンスを使用して、処理されたノード/タスクに関するエラー処理を通知します。ExecutionErrorHandler
には、以下の情報について通知されます。
- 特定のノードインスタンスの処理の開始。
- 特定のノードインスタンスの処理の完了。
- 特定のタスクインスタンスの処理の開始。
- 特定のタスクインスタンスの処理の完了。
この情報は主に、未知のタイプのエラーに使用されます。つまり、プロセスコンテキストに関する情報を提供しないエラーです。たとえば、コミット時にデータベース例外にはプロセス情報がありません。