第2章 Maven を使用したシステム統合
Red Hat Process Automation Manager は、Red Hat JBoss Middleware Maven Repository と Maven Central リポジトリーを依存関係ソースとして使用するように作られています。これら両方の依存関係がプロセスビルドに利用可能になるようにしてください。
ご自分のプロジェクトがアーティファクトの特定バージョンに依存していることを確認してください。LATEST
または RELEASE
は、一般的に、アプリケーションの依存関係バージョンの特定と管理に使用されます。
-
LATEST
は、アーティファクトの最新デプロイ (スナップショット) バージョンになります。 -
RELEASE
は、リポジトリー内の最新の非スナップショットバージョンリリースになります。
LATEST
または RELEASE
を使用することで、サードパーティーのライブラリーの新リリース時にバージョン番号を更新する必要がなくなります。ただし、ソフトウェアリリースに影響を受けるビルドに対するコントロールができなくなることになります。
2.1. ローカルプロジェクトの Preemptive (先行) 認証
お使いの環境にインターネットアクセスがない場合には、Maven Central や他のパブリックリポジトリーの代わりに社内リポジトリーを設定します。Red Hat Process Automation Manager サーバーのリモート Maven リポジトリーからローカル Mave プロジェクトに JAR をインポートするには、リポジトリーサーバーの先行認証をオンにします。pom.xml
ファイルの guvnor-m2-repo
用の認証を設定することでこれが実行できます。以下に例を示します。
<server> <id>guvnor-m2-repo</id> <username>admin</username> <password>admin</password> <configuration> <wagonProvider>httpclient</wagonProvider> <httpConfiguration> <all> <usePreemptive>true</usePreemptive> </all> </httpConfiguration> </configuration> </server>
別の方法では、Authorization HTTP ヘッダーを Base64 でエンコードされた認証情報で設定できます。
<server> <id>guvnor-m2-repo</id> <configuration> <httpHeaders> <property> <name>Authorization</name> <!-- Base64-encoded "admin:admin" --> <value>Basic YWRtaW46YWRtaW4=</value> </property> </httpHeaders> </configuration> </server>