1.2.5.2. しきい値を設定する
Red Hat Satellite で提供しているプローブの多くは警告のしきい値があり、しきい値を超えるとプローブの状態の変更を知らせます。例えば、Linux::CPU Usage (使用) プローブでは使用されている CPU の率に対して CRITICAL (重大) と WARNING (警告) のしきい値を設定できます。監視しているシステムがシステムの CPU 使用率 75 % を報告し、WARNING (警告) のしきい値が 70 % に設定されていると、プローブは WARNING (警告) 状態になります。プローブの中には多数のしきい値を提供するものもあります。
Monitoring エンタイトルメントを最大限に活用し、誤通知を防ぐには、しばらくの間は通知なしでプローブを実行して各システムのベースラインパフォーマンスを確立することをお勧めします。プローブに指定されているデフォルト値がご使用の環境に適している場合もありますが、組織によって環境はそれぞれ異なり、しきい値の変更を要する場合もあります。