4.5. テンプレート、パラメーター、ルックアップキーおよび値の更新
アップグレードプロセスで、Satellite は Satellite 6.10 で非推奨となったマクロの場所を特定し、デフォルトの Satellite テンプレート、パラメーター、ルックアップキーおよび値の以前の構文を新しい構文に変換します。ただし、Satellite は、以前に作成したカスタムテンプレートや、クローンしたテンプレートに含まれる以前の構文は変換しません。
このプロセスは、以下のような単純なテキスト置換を使用します。
@host.params['parameter1'] -> host_param('parameter1') @host.param_true?('parameter1') -> host_param_true?('parameter1') @host.param_false?('parameter1') -> host_param_false?('parameter1') @host.info['parameters'] -> host_enc['parameters']
Satellite で複製されたテンプレートを使用する場合、複製されたテンプレートが Satellite の元のテンプレートの最新バージョンと異なるかどうかを確認します。同じテンプレートの構文は、Satellite のバージョンによって異なる場合があります。複製されたテンプレートに古い構文が含まれている場合は、テンプレートの最新バージョンに一致するように構文を更新します。
アップグレード中に、このテキスト置換でファイルの変数を破損したり、省略したりしないように、以前の構文のテンプレート、パラメーター、ルックアップキーおよび値のすべてを確認して、手動で置き換えます。
以下のエラーは、アップグレード後にファイル内に以前の構文が残っていることが原因で発生します。
undefined method '#params' for Host::Managed::Jail
Fixing the outdated subscription_manager_registration snippet
Satellite 6.4 以降では、subscription_manager_registration
スニペットの代わりに redhat_register
スニペットを使用します。
Satellite 6.3 以前からアップグレードする場合は、以下のようにカスタムテンプレートの subscription_manager_registration
スニペットを置き換えます。
<%= snippet "subscription_manager_registration" %> ↓ <%= snippet 'redhat_register' %>