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第4章 アップグレード後のタスク

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本セクションで紹介する手順の一部はオプションです。お使いのインストールに関連する手順のみを選択できます。

PXE ベースの検出プロセスを使用する場合には、Satellite の ホスト > 検出されたホスト ページに表示させるホストで、Satellite または Capsule Server 上で Discovery アップグレードの手順を実行する必要があります。

  • Satellite 6.10 の新規インストールでは、katello-agent は無効となっており、qpidd サービスおよび qdroutered サービスの両方が利用できません。
  • Satellite 6.9 が Satellite 6.10 にアップグレードすると、katello-agent および qpidd サービスおよび qdroutered サービスは有効のままとなります。
  • katello-agent を使用しておらず、リモート実行に移行している場合は、Satellite 6.10 と Capsule 6.10 の両方のアップグレード後タスクとして katello-agent を無効にすることもできます。
# satellite-installer --foreman-proxy-content-enable-katello-agent false

4.1. Discovery のアップグレード

このセクションでは、PXE ブートを使用して Satellite Server に登録するホストに渡した PXELinux テンプレートとブートイメージを更新する方法を説明します。

Satellite 6.10 以降、プロビジョニングテンプレートには別途サブネットが関連付けられるので、対象のサブネットに対して TFTP Capsule を使用するように初期設定しないようにしてください。アップグレード後にサブネットを作成する場合には、特に Satellite また Capsule が Discovery テンプレートにプロキシーサービスを提供できるようにしてから、テンプレート Capsule を使用するように、検出されたホストで全ホストを設定する必要があります。

アップグレード中は、TFTP プロキシーが設定された各サブネットが有効化されている場合には、テンプレート Capsule を TFTP Capsule と同じに設定してください。アップグレード後には、すべてのサブネットでこれが正しく設定されていることを確認してください。

ホストで PXE ブートを使用しない場合には、Satellite に新規ホストを検出させるために、これらの手順は、必要ありません。

4.1.1. Satellite Server での Discovery のアップグレード

  1. Satellite Web UI で Discovery テンプレートを更新します。

    1. ホスト > プロビジョニングテンプレート に移動します。
    2. PXELinux global default 行で クローン をクリックします。
    3. 名前 フィールドに、テンプレートの新しい名前を入力します (例: ACME PXE global default)。
    4. テンプレートエディターフィールドで、ONTIMEOUT local 行を ONTIMEOUT discovery に変更し、送信 をクリックします。
    5. 管理 > 設定 に移動します。
    6. Global default PXELinux template をクリックします。
    7. 新しく作成したテンプレートの名前を選択し、チェックボタンをクリックします。
    8. ホスト > プロビジョニングテンプレート に移動します。
    9. PXE デフォルトのビルド をクリックして、OK をクリックします。
  2. Satellite Web UI で Configure > Discovery Rules に移動し、選択した組織および場所を検出ルールに関連付けます。

4.1.2. Capsule Server での Discovery のアップグレード

  1. Satellite Server で、Foreman Discovery パッケージが最新であることを確認します。

    # satellite-maintain packages install tfm-rubygem-foreman_discovery
  2. 以前の手順で更新が行われた場合には、satellite-maintain サービスを再起動します。

    # satellite-maintain service restart
  3. 検出されたホストでプロビジョニングネットワークに接続した Satellite Capsule の Discovery イメージ、または検出されたホストに TFTP サービスを提供する Satellite Capsule の Discovery イメージをアップグレードします。

    # satellite-maintain packages install foreman-discovery-image
  4. 同じインスタンスに、Proxy サービスを提供するパッケージをインストールして、foreman-proxy サービスを再起動します。

    # satellite-maintain packages install tfm-rubygem-smart_proxy_discovery
    # service foreman-proxy restart
  5. Satellite Web UI で、インフラストラクチャー > Capsule に移動して、関連する Capsule の機能コラムに Discovery が表示されていることを確認します。必要に応じて、アクション ドロップダウンメニューから リフレッシュ を選択します。
  6. インフラストラクチャー > サブネット に移動し、検出を使用する各サブネットで以下を行います。

    1. サブネット名をクリックします。
    2. Capsule タブで、上で設定した Capsule に Discovery Capsule が設定されているのを確認します。

4.1.3. サブネットにテンプレート Capsule があることの確認

検出されたホストが含まれる全サブネットに、テンプレート Capsule が設定されていることを確認します。

  1. Satellite Web UI で、インフラストラクチャー > Capsule に移動します。
  2. 確認するサブネットを選択します。
  3. Capsule タブで、テンプレート Capsule が、このサブネットに設定されていることを確認します。

テンプレート Capsules によるサブネットの設定の詳細は、プロビジョニングガイドDiscovery サービスの設定 を参照してください。

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