第20章 検索およびブックマーク機能
Satellite は、Satellite web UI のほとんどのページで強力な検索機能を備えています。この機能によって Satellite が管理するあらゆる種類のリソースを検索できます。検索では、フリーテキストと構文ベースのクエリーの両方を使用でき、クエリーは詳細な予測入力を使用して実行されます。検索クエリーは今後の再利用に備えてブックマークとして保存することができます。
20.1. 検索クエリーの構築
検索クエリーの入力を開始すると、現在のクエリーを補完する有効なオプションのリストが表示されます。一覧からオプションを選択するか、補完機能を使用してクエリーを構築するか、入力を継続するかのいずれかのオプションを選択できます。検索エンジンがフリーテキストを解釈する方法については、「フリーテキスト検索の使用」 を参照してください。
20.1.1. クエリーの構文
parameter operator value
parameter operator value検索に利用できるフィールド、リソースおよびクエリーが解釈される方法はコンテキスト、つまり検索を実行するページによって異なります。たとえば、ホストページの "hostgroup" フィールドはホストグループページの "name" フィールドに相当します。またフィールドのタイプにより、利用可能な演算子および許可される値が決まります。
すべての演算子のリストは、Operators を参照してください。値の形式についての説明は、Values を参照してください。
20.1.2. クエリー Operator
パラメーター と 値 の間で使用できるすべての演算子を次の表に示します。予測に基づいて構築されるクエリーで表示される可能性のある他の記号および特殊文字 (コロンなど) には特別な意味がなく、フリーテキストとして処理されます。
| 演算子 | ショートネーム | 説明 | 例 | 
|---|---|---|---|
| = | EQUALS | 数値、時間的な値 (temporal value) またはテキストの値を受け入れます。テキストの場合、大文字と小文字が区別された完全一致が返されます。 | 
									 | 
| != | NOT EQUALS | ||
| ~ | LIKE | テキストまたは時間的な値 (temporal value) を受け入れます。大文字と小文字を区別しない一致を返します。1 文字の場合の _、ゼロを含む任意の数の文字の場合の % または * などのワイルドカードを受け入れます。ワイルドカードが指定されない場合、文字列はワイルドカードで囲まれている場合の様に処理されます (例: %rhel7%)。 | 
									 | 
| !~ | NOT LIKE | ||
| > | GREATER THAN | 数値、または時間的な値 (temporal value) を受け入れます。時間的な値の場合、演算子 > is は "later than" (次の日付より後) として、< は "earlier than" (次の日付より前) として解釈されます。どちらの演算子も EQUALS: >= <= と組み合わせることができます。 | 
									 
									 | 
| < | LESS THAN | ||
| ^ | IN | SQL の場合と同様に、値のリストに対して式を比較します。値が含まれる一致または値の含まれない一致をそれぞれ返します。 | 
									 | 
| !^ | NOT IN | ||
| HAS or set? | 
 | 存在する値、または存在しない値をそれぞれ返します。 | 
									 
									 | 
| NOT HAS or null? | 
 | 
記述された構文に従う単純なクエリーを組み合わせて、論理演算子の AND、OR および NOT を使用してより複雑なクエリーにすることができます。演算子の代替表記も使用できます。
| 演算子 | 代替表記 | 例 | ||
|---|---|---|---|---|
| and | & | && | <空白文字> | 
									 | 
| or | | | || | 
 | 
									 | 
| not | – | ! | 
 | 
									 | 
20.1.3. クエリー値
- テキストの値
- 空白文字を含むテキストは引用符で囲む必要があります。囲まないと、空白文字は AND 演算子として解釈されます。 - 例: - hostgroup = "Web servers"- 検索は、"Web servers" という名前の割り当て済みのホストグループとともにホストを返します。 - hostgroup = Web servers- 検索は、%servers% に一致するフィールドを持つホストグループ Web のホストを返します。 
- 時間の値
- 以下を含め、数多くの日付/時刻形式を使用できます。 - "10 January 2017"
- "10 Jan 2017"
- 10-January-2017
- 10/January/2017
- "January 10, 2017"
- Today、Yesterday など。
 
02/10/2017 または 10-02-2017 などのあいまいな日付形式を使用しないようにしてください。