付録B FIPS 準拠ホストのプロビジョニング
Satellite は、National Institute of Standards and Technology の 暗号モジュールのセキュリティー要件 (Security Requirements for Cryptographic Modules) 標準 (参照番号 FIPS 140-2、FIPS と呼ばれる) に準拠するプロビジョニングホストをサポートします。
FIPS に準拠するホストのプロビジョニングを有効にするには、以下のタスクを実行します。
- オペレーティングシステムのプロビジョニングのパスワードハッシュアルゴリズムを変更する。
- ホストグループを作成し、ホストグループのパラメーターを設定して FIPS を有効にする。
詳細は、ホストの管理 の ホストグループの作成 を参照してください。
プロビジョニングしたホストに、FIPS に準拠する設定が適用されている。これらの設定が有効であることを確認するには、「FIPS モードが有効になっていることを確認する」 の手順を実行します。
B.1. プロビジョニングのパスワードハッシュアルゴリズムの変更
FIPS に準拠するホストをプロビジョニングするには、プロビジョニングで使用するパスワードのハッシュアルゴリズムを SHA256 に設定します。この設定は、FIPS 準拠としてデプロイするオペレーティングシステムごとに、適用する必要があります。
手順
オペレーティングシステム ID を特定します。
# hammer os list
各オペレーティングシステムのパスワードハッシュ値を更新します。
# hammer os update \ --password-hash SHA256 --title "My_Operating_System"
値をコンマ区切りで指定することはできない点に注意してください。