2.3. オペレーティングシステムの作成
オペレーティングシステムは、Satellite Server がホストにベースオペレーティングシステムをインストールする方法を定義するリソースの集合です。オペレーティングシステムのエントリーは、インストールメディアやパーティションテーブル、プロビジョニングテンプレートなどの事前に定義されたリソースを組み合わせます。
Red Hat の CDN からオペレーティングシステムをインポートすると、Hosts > Provisioning Setup > Operating Systems ページに新しいエントリーが作成されます。Red Hat の CDN からオペレーティングシステムをインポートするには、オペレーティングシステムの Red Hat リポジトリーを有効にし、リポジトリーを Satellite に同期します。詳細は、コンテンツの管理 の Red Hat リポジトリーの有効化 および リポジトリーの同期 を参照してください。
以下の手順を使用して、カスタムのオペレーティングシステムも追加できます。Satellite Web UI の代わりに CLI を使用する場合は、CLI 手順 を参照してください。
手順
- Satellite Web UI で ホスト > オペレーティングシステム に移動して、新規オペレーティングシステム をクリックします。
- 名前 フィールドには、オペレーティングシステムエントリーの名前を入力します。
- メジャー フィールドには、オペレーティングシステムのメジャーバージョンに対応する数字を入力します。
- マイナー フィールドには、オペレーティングシステムのマイナーバージョンに対応する数字を入力します。
- 説明 フィールドには、オペレーティングシステムの説明を加えます。
- ファミリー リストから、オペレーティングシステムのファミリーを選択します。
- root パスワードのハッシュ リストから、Root パスワードのエンコード方法を選択します。
- アーキテクチャー リストから、オペレーティングシステムがシステムが使用するアーキテクチャーを選択します。
- Partition table タブをクリックして、対象のオペレーティングシステムに適用するパーティションテーブルの候補を選択します。
- オプション: Red Hat 以外のコンテンツを使用する場合には、Installation Media タブをクリックして、対象のオペレーティングシステムに適用するインストールメディアを選択します。詳細は、Satellite へのインストールメディアの追加 を参照してください。
- Templates タブをクリックして、オペレーティングシステムで使用する PXELinux template、Provisioning template および Finish template を選択しましす。プロビジョニングに iPXE を使用予定の場合には、iPXE テンプレート など、他のテンプレートを選択してください。
- Submit をクリックしてプロビジョニングテンプレートを保存します。
CLI 手順
hammer os create
コマンドを使用してオペレーティングシステムを作成します。# hammer os create \ --architectures "x86_64" \ --description "My_Operating_System" \ --family "Redhat" \ --major 8 \ --media "Red Hat" \ --minor 8 \ --name "Red Hat Enterprise Linux" \ --partition-tables "My_Partition_Table" \ --provisioning-templates "My_Provisioning_Template"