4.22. vm


vm リソースタイプは、Red Hat Enterprise Virtualization 環境の仮想マシンのリソースをすべてグループ化します。
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表4.58 仮想マシンのパラメーター
名前 タイプ説明必須ユーザーが作成可能ユーザーが更新可能
--name
文字列
仮想マシン名
はい
はい
はい
--template-id|name
文字列
仮想マシンのベースとして使うテンプレートへの参照
はい
はい
いいえ
--cluster-id|name
文字列
仮想マシンが属するクラスターへの参照
はい
はい
はい
--instance_type-id|name
文字列
インスタンスタイプを定義します。customlargemediumsmalltinyxlarge のいずれかの値を指定します。
いいえ
はい
はい
--quota-id
文字列
仮想マシンのクォータ使用率への参照
いいえ
はい
いいえ
--timezone
文字列
Windows 仮想マシンに設定する Sysrprep タイムゾーン
いいえ
はい
はい
--os-boot
コレクション
仮想マシンのブートデバイス。cdromhdnetwork のいずれかの値を指定します。
いいえ
はい
はい
--custom_properties-custom_property
コレクション
パラメーターとしてカスタムスクリプトに渡されるユーザー定義の環境変数セット
いいえ
はい
はい
--os-type
文字列
その仮想マシンのオペレーティングシステム
いいえ
はい
はい
--usb-enabled
ブール値
仮想マシンの USB ポリシーを定義します。仮想マシンで USB を有効にするには true に設定します。
いいえ
はい
はい
--usb-type
文字列
有効な場合は USB タイプを定義します。
いいえ
はい
はい
--type
文字列
仮想マシンタイプを定義します。desktop または server のいずれかを指定します。
いいえ
はい
はい
--os-initRd
文字列
指定のカーネルで使用される initrd イメージへのパス。このオプションは BIOS ブートローダーを介さない、Linux カーネルの直接のブートをサポートしています。
いいえ
はい
はい
--display-monitors
整数
利用可能なディスプレイ数を定義します。
いいえ
はい
はい
--display-single_qxl_pci
ブール値
1 つの仮想 PCI デバイスを使用して複数のモニターを動作させるには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--display-type
文字列
ディスプレイタイプを定義します。spice または vnc のいずれかを指定します。
いいえ
はい
はい
--display-allow_override
ブール値
仮想マシンのコンソール設定の上書きを許可するには、true と指定します。
いいえ
はい
はい
--display-smartcard_enabled
ブール値
スマートカード機能を有効にするには、true と指定します。
いいえ
はい
はい
--display-file_transfer_enabled
ブール値
SPICE ファイル転送を有効にするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--display-copy_paste_enabled
ブール値
SPICE クリップボードのコピー&ペーストを有効にするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--display-keyboard_layout
文字列
仮想マシンのキーボードレイアウトを定義します。このオプションは VNC プロトコルを使用する場合のみ使用できます。フォーマットを指定します (例: en-US)。
いいえ
はい
はい
--os-cmdline
文字列
定義されたカーネルも使用されるカーネルコマンドラインパラメーターの文字列。このオプションは BIOS ブートローダーを介さない、Linux カーネルの直接ブートをサポートしています。
いいえ
はい
はい
--cpu-topology-cores
整数
仮想マシンで利用可能な CPU コア数
いいえ
はい
はい
--cpu-architecture
文字列
CPU アーキテクチャーを定義します。x86_64ppc64undefined のいずれかを選択します。
いいえ
はい
はい
--memory
long
仮想マシンのメモリーサイズ (バイト)
いいえ
はい
はい
--memory_policy-guaranteed
long
仮想マシンを実行するためにホストで確保すべき最小メモリーサイズ (バイト)
いいえ
はい
はい
--memory_policy-ballooning
ブール値
メモリーバルーンデバイスを有効にするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--high_availability-priority
整数
高可用性を使用する各仮想マシンの優先度の値 (移行および再起動の順序) を設定します。
いいえ
はい
はい
--high_availability-enabled
ブール値
仮想マシンに高可用性を有効にするかどうかを定義します。
いいえ
はい
はい
--domain-name
文字列
仮想マシンのドメイン名
いいえ
はい
はい
--description
文字列
仮想マシンの説明
いいえ
はい
はい
--comment
文字列
仮想マシンのコメント
いいえ
はい
はい
--stateless
ブール値
仮想マシンがステートレスの場合は true に設定します。ステートレスの仮想マシンには、ブート時に作成されたスナップショットが含まれ、シャットダウン時には削除されます。これは、再起動後に状態が永続化されないことを意味します。
いいえ
はい
はい
--permissions-clone
ブール値
元の仮想マシンのパーミッションをテンプレートにコピーするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--delete_protected
ブール値
このテンプレートから作成された仮想マシンを削除できないようにするには true に設定します。
いいえ
はい
はい
--sso-methods-method
コレクション
使用するシングルサインオンメソッドを定義します (例: --sso-methods-method method.id=GUEST_AGENT)。
いいえ
はい
はい
--rng_device-rate-bytes
整数
指定した期間ごとに消費可能なバイト数を指定します。
いいえ
はい
はい
--rng_device-rate-period
整数
期間をミリ秒単位で指定します。このフィールドに値を指定する場合は、--rng_device-rate-bytes も指定する必要があります。
いいえ
はい
はい
--rng_device-source
文字列
乱数ジェネレーターのソース。random または hwrng のいずれかを指定します。
いいえ
はい
はい
--console-enabled
ブール値
VirtIO コンソールデバイス機能を有効にするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--cpu-mode
文字列
CPU モードを定義します。customhost_modelhost_passthrough のいずれかを指定します。
いいえ
はい
はい
--cpu-topology-sockets
整数
仮想マシンで利用可能な CPU ソケット数
いいえ
はい
はい
--cpu_shares
整数
仮想マシンが要求可能な CPU リソースのレベルを、他の仮想マシンに対して相対的に設定する値。たとえば、優先度の低い仮想マシンは 512、優先度が中程度の仮想マシンは 1024、優先度の高い仮想マシンは 2048 に設定します。
いいえ
はい
はい
--placement_policy-affinity
文字列
各仮想マシンの移行アフィニティー。migratableuser_migratablepinned のいずれかを指定します。
いいえ
はい
はい
--placement_policy-host-id|name
文字列
移行アフィニティーに指定するホストへの参照
いいえ
はい
はい
--origin
文字列
仮想マシンのベース。rhevvmwarexen のいずれかを指定します。
いいえ
はい
はい
--os-kernel
文字列
仮想マシンの起動用に設定されたカーネルイメージへのパス。このオプションは BIOS ブートローダーを介さない、Linux カーネルの直接のブートをサポートしています。
いいえ
はい
はい
--disks-clone
ブール値
定義済みの template からディスクのクローンを作成するかどうか定義します。
いいえ
はい
いいえ
--disks-disk
コレクション
仮想マシンにアタッチされたディスクへの参照
いいえ
はい
はい
--tunnel_migration
ブール値
libvirt を介したデータ転送を有効にするには true に設定します。トンネル転送は、より強固な暗号化アルゴリズムを使用しますが、伝送中のデータ負荷が高くなります。
いいえ
はい
はい
--migration_downtime
整数
ライブマイグレーション中に仮想マシンを停止状態にできる最大時間をミリ秒単位で定義します。
いいえ
はい
はい
--virtio_scsi-enabled
ブール値
VirtIO コンソールデバイスを仮想マシンにアタッチするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--soundcard_enabled:
ブール値
サウンドカードを有効にするには、true に設定します。
いいえ
はい
はい
--payloads-payload
コレクション
起動時に仮想マシンへ送信するコンテンツを定義します。
いいえ
はい
はい
--initialization-configuration-type
文字列
仮想マシンのフォーマットを定義します。許容される値は、ovf のみです。
いいえ
はい
はい
--initialization-configuration-data
文字列
このパラメーターは --initialization-configuration-type パラメーターと一致する必要があります。許容される値は ovf のみです。
いいえ
はい
はい
--cpu-cpu_tune-vcpu_pin
コレクション
ホストの物理 CPU にピニングする仮想マシンの仮想 CPU を定義します。
いいえ
はい
はい
--serial_number-policy
文字列
仮想マシンテンプレートのシリアル番号ポリシーを定義します。hostvmcustom のいずれかを指定します。custom を使用する場合には、 --serial_number-value でシリアル番号の値も定義してください。
いいえ
はい
はい
--serial_number-value
文字列
仮想マシンテンプレートのシリアル番号を定義します。
いいえ
はい
はい
--bios-boot_menu-enabled
ブール値
ブートメニューを有効にするには true に設定します。
いいえ
はい
はい
--numa_tune_mode
文字列
NUMA ホスト上のドメインプロセスにメモリーを割り当てる方法を定義します。interleavestrictpreferred のいずれかを指定します。このパラメーターに値が指定されていない場合には、デフォルトで strict が適用されます。
いいえ
はい
はい
--cpu_profile-id
文字列
使用する CPU プロファイルを定義します。list cpuprofiles コマンドで CPU プロファイル ID の全一覧を取得します。
いいえ
はい
はい
--expect
'201-created'
必要とされる HTTP ヘッダーが返されるまで、要求は非同期になります。このオプションは、指定しないとタスクの完了前に「成功」と返されてしまうような実行時間の長いタスクに役立ちます。
いいえ
いいえ
いいえ
--correlation_id
文字列
システム共通ロギングのアクションに対するタグ識別子。クライアントが識別子を定義しない場合は生成されます。
いいえ
はい
いいえ
--os-boot パラメーターは、以下の表のサブパラメーターを使用するコレクションです。
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表4.59 --os-boot parameters
名前 タイプ説明
boot.dev
文字列
仮想マシンテンプレート用のブートデバイスです。cdromhdnetwork のいずれかを指定します。
--custom_properties-custom_property パラメーターは、以下の表に記載したサブパラメーターを使用するコレクションです。
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表4.60 --custom_properties-custom_property パラメーター
名前 タイプ説明
custom_property.name
文字列
カスタムのプロパティー名
custom_property.value
文字列
カスタムのプロパティー値
--sso-methods-method パラメーターは、以下の表にあるサブパラメーターを利用するコレクションです。
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表4.61 --sso-methods-method parameters
名前 タイプ説明
method.id
文字列
使用するシングルサインオンメソッド: GUEST_AGENT
--disks-disk パラメーターは、以下の表にあるサブパラメーターを利用するコレクションです。
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表4.62 --disks-disk parameters
名前 タイプ説明
disk.id
文字列
仮想マシンディスクへの参照
storage_domains.storage_domain
コレクション
ディスクのストレージドメインのサブパラメーターセットを定義します。
--payloads-payload パラメーターは、以下の表に記載したサブパラメーターを使用するコレクションです。
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表4.63 --payloads-payload パラメーター
名前 タイプ説明
payload.type
文字列
ペイロードデリバリータイプ。cdrom または floppy のいずれかを指定します。
payload.file.name
文字列
仮想マシンの root ファイルシステムにあるペイロードファイル名と場所です。
payload.file.content
文字列
ファイルに送るコンテンツ
--cpu-cpu_tune-vcpu_pin パラメーターは、以下の表にあるサブパラメーターを利用するコレクションです。
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表4.64 --cpu-cpu_tune-vcpu_pin
名前 タイプ説明
vcpu_pin.vcpu
整数
割り当てる仮想 CPU 数
vcpu_pin.cpu_set
文字列
ホスト上の物理 CPU 数

例4.44 新規仮想マシンの作成

[RHEVM shell (connected)]# add vm --name MyVM --template-name Blank --cluster-name Default --memory 536870912
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例4.45 仮想マシンの更新

[RHEVM shell (connected)]# update vm MyVM --memory 1073741824
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例4.46 仮想マシンの削除

[RHEVM shell (connected)]# remove vm MyVM
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以下の表には、仮想マシンリソースに対するアクションをまとめています。
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表4.65 仮想マシンのアクション
アクション説明
start仮想マシンを起動します。
stop仮想マシンを停止します。
shutdown仮想マシンをシャットダウンします。
suspend仮想マシンをサスペンドします。
detachプールから仮想マシンをデタッチします。
migrate別のホストへ仮想マシンを移行します。
cancelmigration進行中の移行を停止します。
exportエクスポートストレージドメインへ仮想マシンをエクスポートします。
move別のストレージへ仮想マシンのディスクを移行します。
ticketコンソールアクセスのチケットを作成します。
logonサードパーティー製のアプリケーションを使用してコンソールにアクセスするためのユーザーログインを有効化します。
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