第1章 CLI の使用
Red Hat Virtualization スイートはコマンドラインインターフェイス(CLI)を備えています。この CLI は、標準の Web インターフェイス以外で Red Hat Virtualization Manager に接続する手段をユーザーに提供します。CLI にはスクリプトシステムも含まれており、システム管理者がクライアントマシンを介して仮想化環境で定期的なメンテナーンスまたは反復タスクを実行するのに役立ちます。
重要
Red Hat Virtualization Manager のバージョン 4 には、Red Hat Enterprise Linux 7 用の CLI のバージョン 3.6 のビルドが含まれています。このバージョンの CLI は、Python SDK のバージョン 3.6 と、REST API のバージョン 3 の互換性モードを使用します。
1.1. CLI のインストール
Red Hat Virtualization CLI をクライアントマシンにインストールします。
root
ユーザーとしてクライアントマシンにログインします。- コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。
# subscription-manager register
Red Hat Virtualization
のサブスクリプションプールを見つけ、プール ID をメモします。# subscription-manager list --available
- 前の手順で確認したプール識別子を使用して、
Red Hat Virtualization
のエンタイトルメントをシステムに割り当てます。# subscription-manager attach --pool=pool_id
- 必要なリポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rhv-4.0-rpms
- CLI パッケージおよび依存関係をインストールします。
# yum install ovirt-engine-cli