第12章 半自動インストール: RHEL インストーラーへのキックスタートファイルの提供
キックスタートファイルの準備ができたら、それをインストール先システムへのインストールに使用できるようになります。
12.1. ローカルボリューム上でのインストールファイルの共有 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ローカルストレージボリュームにキックスタートファイルを保存すると、ネットワークに依存しない自動インストールが可能になります。これは、ネットワークアクセスが制限されている隔離された環境やシステムに最適であり、RHEL を無人でデプロイするためのポータブルなソリューションを提供します。
前提条件
- USB スティックなど、インストールするマシンに移動できるドライブがある。
-
ドライブには、インストールプログラムで読み取ることができるパーティションが含まれている。対応しているタイプは、
ext2、ext3、ext4、xfs、およびfatです。 - ドライブがシステムに接続されており、そのボリュームがマウントされている。
手順
ボリューム情報のリストを表示し、キックスタートファイルをコピーするボリュームの UUID をメモします。
lsblk -l -p -o name,rm,ro,hotplug,size,type,mountpoint,uuid
# lsblk -l -p -o name,rm,ro,hotplug,size,type,mountpoint,uuidCopy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ボリュームのファイルシステムに移動します。
- このファイルシステムにキックスタートファイルをコピーします。
-
inst.ks=オプションを使用して後で使用する文字列をメモしておきます。この文字列の形式はhd:UUID=volume-UUID:path/to/kickstart-file.cfgです。パスは、ファイルシステムシステム階層の/(root) ではなく、ファイルシステムの root に相対的になります。volume-UUID は、前にlsblkの出力からメモした UUID に置き換えます。 ドライブボリュームのマウントをすべて解除します。
umount /dev/xyz ...
# umount /dev/xyz ...Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow (スペースで区切って、コマンドにすべてのボリュームを追加します。)