9.2. iSCSI ターゲットの作成


iSCSI ターゲットを作成すると、クライアントの iSCSI イニシエーターが、サーバーのストレージデバイスにアクセスできるようになります。ターゲットとイニシエーターにはどちらも一意の識別名があります。

前提条件

手順

  1. iSCSI ディレクトリーに移動します。

    /> iscsi/
    注記

    cd コマンドは、ディレクトリーを変更したり、移動するパスのリストを表示するために使用されます。

  2. iSCSI ターゲットを作成するには、以下のいずれかのオプションを使用します。

    1. デフォルトのターゲット名を使用した iSCSI ターゲットの作成:

      /iscsi> create
      
      Created target
      iqn.2003-01.org.linux-iscsi.hostname.x8664:sn.78b473f296ff
      Created TPG1
    2. 特定の名前を使用した iSCSI ターゲットの作成:

      /iscsi> create iqn.2006-04.com.example:444
      
      Created target iqn.2006-04.com.example:444
      Created TPG1
      Here iqn.2006-04.com.example:444 is target_iqn_name

      iqn.2006-04.com.example:444 を、特定のターゲット名に置き換えます。

  3. 新たに作成されたターゲットを確認します。

    /iscsi> ls
    
    o- iscsi.......................................[1 Target]
        o- iqn.2006-04.com.example:444................[1 TPG]
            o- tpg1...........................[enabled, auth]
               o- acls...............................[0 ACL]
                o- luns...............................[0 LUN]
               o- portals.........................[0 Portal]

関連情報

  • システム上の targetcli(8) man ページ
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