16.3. nvmetcli を使用した NVMe/RDMA コントローラーのセットアップ
nvmetcli
ユーティリティーを使用して、Non-volatile Memory Express™ (NVMe™) コントローラーを編集、表示、起動します。nvmetcli
ユーティリティーには、コマンドラインと対話式のシェルオプションが用意されています。nvmetcli
によって NVMe™/RDMA コントローラーを設定するには、この手順を使用します。
前提条件
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nvmet
サブシステムに割り当てるブロックデバイスがあることを確認する。 -
root で、以下の
nvmetcli
操作を実行する。
手順
nvmetcli
パッケージをインストールします。# yum install nvmetcli
rdma.json
ファイルをダウンロードします。# wget http://git.infradead.org/users/hch/nvmetcli.git/blob_plain/0a6b088db2dc2e5de11e6f23f1e890e4b54fee64:/rdma.json
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rdma.json
ファイルを編集して、traddr
の値を172.31.0.202
に変更します。 NVMe コントローラー設定ファイルをロードして、コントローラーをセットアップします。
# nvmetcli restore rdma.json
NVMe コントローラー設定ファイル名を指定しない場合は、nvmetcli
が /etc/nvmet/config.json
ファイルを使用します。
検証
NVMe コントローラーが指定されたポートでリッスンしていて、接続要求の準備ができていることを確認します。
# dmesg | tail -1 [ 4797.132647] nvmet_rdma: enabling port 2 (172.31.0.202:4420)
オプション: 現在の NVMe コントローラーをクリアします。
# nvmetcli clear
関連情報
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システム上の
nvmetcli
およびnvme(1)
man ページ