3.10. マウントポイントとディスクパーティション
Red Hat Enterprise Linux では、各パーティションは、ファイルおよびディレクトリーの単一セットをサポートするのに必要なストレージの一部を形成します。パーティションをマウントすると、指定されたディレクトリー (マウントポイント と呼ばれる) を開始点としてそのパーティションのストレージが利用可能になります。
たとえば、パーティション /dev/sda5
が /usr/
にマウントされている場合、/usr/
下にあるすべてのファイルとディレクトリーは物理的に /dev/sda5
上に存在することになります。ファイル /usr/share/doc/FAQ/txt/Linux-FAQ
は /dev/sda5
にありますが、ファイル /etc/gdm/custom.conf
はありません。
また、この例では、/usr/
以下の 1 つ以上のディレクトリーが他のパーティションのマウントポイントになる可能性もあります。たとえば、/usr/local
にマウントされた /dev/sda7
パーティションが含まれる場合、/usr/local/man/whatis
は /dev/sda5
ではなく /dev/sda7
にあります。