2.5. 既知の制限
- Upgrades
- Red Hat build of Keycloak または Data Grid のバージョンアップグレード (メジャー、マイナー、およびパッチ) は、どちらもゼロダウンタイムアップグレードをサポートしていないため、すべてのセッションデータ (オフラインセッションを除く) が失われます。
- フェイルオーバー
- フェイルオーバーを正常に実行するには、以前の障害によってセットアップの機能が低下していない必要があります。データ損失を防ぐために、前回の障害後の再同期などの手動操作をすべて完了する必要があります。モニタリングを使用して、機能低下をタイムリーに検出して処理してください。
- スイッチオーバー
- スイッチオーバーを正常に実行するには、以前の障害によってセットアップの機能が低下していない必要があります。データ損失を防ぐために、前回の障害後の再同期などの手動操作をすべて完了する必要があります。モニタリングを使用して、機能低下をタイムリーに検出して処理してください。
- 同期していないサイト
- Data Grid 同期リクエストが失敗すると、サイトの同期が取れなくなることがあります。この状況を監視することは現時点では困難であり、回復するには Data Grid をすべて手動で再同期する必要があります。両方のサイトのキャッシュエントリーの数と Red Hat build of Keycloak ログファイルを監視すると、再同期が必要なタイミングを把握できます。
- 手動操作
- サイト間で Data Grid の状態を再同期する手動操作を行うと、完全な状態の遷移が実行され、システム (ネットワーク、CPU、Data Grid の Java ヒープ、および Red Hat build of Keycloak) に負荷がかかります。