第4章 複数のアベイラビリティーゾーンへの AWS Aurora のデプロイ
このトピックでは、特定の AWS リージョンにおける 1 つ以上のアベイラビリティーゾーンの障害に対応するために、複数のアベイラビリティーゾーンに PostgreSQL インスタンスの Aurora リージョンデプロイメントをデプロイする方法を説明します。
このデプロイメントは、アクティブ/パッシブデプロイメントの概念 の章で説明されているセットアップで使用することを想定しています。このデプロイメントは、アクティブ/パッシブデプロイメントのビルディングブロック の章で説明されている他のビルディングブロックとともに使用してください。
以下のブループリントは、機能的に完全な最小限の例を示すためのものであり、通常のインストールに適したベースラインのパフォーマンスを実現します。ただし、お使いの環境、組織の標準、セキュリティーのベストプラクティスに合わせて変更する必要があります。
4.1. アーキテクチャー
Aurora データベースクラスターは、複数の Aurora データベースインスタンスで構成されます。1 つのインスタンスがプライマリーライターとして指定され、他のすべてのインスタンスがバックアップリーダーとして指定されます。アベイラビリティーゾーンに障害が発生した場合に高可用性を確保するために、Aurora では、単一の AWS リージョン内の複数のゾーンにデータベースインスタンスをデプロイできます。プライマリーデータベースインスタンスをホストしているアベイラビリティーゾーンで障害が発生した場合、Aurora は自動的に自己修復し、障害が発生していないアベイラビリティーゾーンのリーダーインスタンスを新しいライターインスタンスにプロモートします。
図4.1 Aurora の複数アベイラビリティーゾーンのデプロイメント
Aurora データベースが提供するセマンティクスの詳細は、AWS Aurora のドキュメント を参照してください。
このドキュメントは AWS のベストプラクティスに従い、インターネットに公開されないプライベート Aurora データベースを作成します。ROSA クラスターからデータベースにアクセスするには、データベースと ROSA クラスターの間にピアリング接続を確立 します。