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第3章 Maven を使用した DMN モデルおよび BPMN モデルの作成および実行

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Maven アーキタイプを使用して、Business Central ではなく Red Hat Decision Manager VS Code 拡張機能を使用して、VS Code で DMN モデルおよび BPMN モデルを開発できます。その後、必要に応じて、Business Central で、アーキタイプを Red Hat Decision Manager のデシジョンサービスおよびプロセスサービスに統合できます。DMN モデルおよび BPMN モデルを開発する方法は、Red Hat Decision Manager VS Code 拡張機能を使用して新規ビジネスアプリケーションを構築する場合に便利です。

手順

  1. コマンドターミナルで、新しい Red Hat Decision Manager プロジェクトを保存するローカルディレクトリーに移動します。
  2. Maven アーキタイプを使用して、定義されたフォルダー内のプロジェクトを生成するには、次のコマンドを入力します。

    Maven アーキタイプを使用したプロジェクトの生成

    mvn archetype:generate \
        -DarchetypeGroupId=org.kie \
        -DarchetypeArtifactId=kie-kjar-archetype \
        -DarchetypeVersion=7.67.0.Final-redhat-00024

    このコマンドにより、必要な依存関係で Maven プロジェクトが生成され、ビジネスアプリケーションを構築するのに必要なディレクトリーとファイルが生成されます。プロジェクトの開発には、バージョン管理システム Git) 推奨を使用することができます。

    同じディレクトリーに複数のプロジェクトを生成する場合は、直前のコマンドに -DgroupId=<groupid> -DartifactId=<artifactId> を追加して、生成されたビジネスアプリケーションの artifactId および groupId を指定できます。

  3. VS Code IDE で File をクリックし、Open Folder を選択し、直前のコマンドを使用して生成されたディレクトリーに移動します。
  4. 最初のアセットを作成する前に、ビジネスアプリケーションのパッケージ (例: org.kie.businessapp) を設定し、以下のパスにそれぞれのディレクトリーを作成します。

    • PROJECT_HOME/src/main/java
    • PROJECT_HOME/src/main/resources
    • PROJECT_HOME/src/test/resources

    たとえば、org.kie.businessapp パッケージの PROJECT_HOME/src/main/java/org/kie/businessapp を作成できます。

  5. VS Code を使用して、ビジネスアプリケーションにアセットを作成します。以下の方法で、Red Hat Decision Manager VS Code 拡張機能がサポートするアセットを作成できます。

    • ビジネスプロセスを作成するには、PROJECT_HOME/src/main/resources/org/kie/businessapp ディレクトリーに、.bpmn または .bpmn2 の新規ファイルを作成します (例: Process.bpmn)。
    • DMN モデルを作成するには、PROJECT_HOME/src/main/resources/org/kie/businessapp ディレクトリーに、.dmn の新規ファイルを作成します (例: AgeDecision.dmn)。
    • テストシナリオシミュレーションモデルを作成するには、PROJECT_HOME/src/test/resources/org/kie/businessapp ディレクトリーに、.scesim の新規ファイルを作成します (例: TestAgeScenario.scesim)。
  6. Maven アーキタイプでアセットを作成したら、コマンドラインで (pom.xml がある) プロジェクトのルートディレクトリーに移動し、以下のコマンドを実行してプロジェクトのナレッジ JAR (KJAR) を構築します。

    mvn clean install

    ビルドに失敗したら、コマンドラインのエラーメッセージに記載されている問題に対応し、ビルドに成功するまでプロジェクトの妥当性確認を行います。ただし、ビルドに成功すると、PROJECT_HOME/target ディレクトリーでビジネスアプリケーションのアーティファクトを確認できます。

    注記

    mvn clean install コマンドを使用して、開発中の主要な変更ごとにプロジェクトを検証します。

REST API を使用して実行中の KIE Server に、ビジネスアプリケーションの生成されたナレッジ JAR (KJAR) をデプロイできます。REST API の使用方法は、KIE API を使用した Red Hat Decision Manager の操作 を参照してください。

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