検索

第68章 テストシナリオでのバックグラウンドインスタンス

download PDF

テストシナリオデザイナーでは、Background タブを使用して、ルールベースのテストシナリオと DMN ベースのテストシナリオのバックグラウンドデータを追加して設定できます。利用可能なデータオブジェクトに基づいて、テストシナリオ全体で共通となる GIVEN データを追加して定義できます。Background タブには、すべてのテストシナリオでデータを追加および共有できます。Background タブを使用して追加したデータは、Model タブデータで上書きできません。

たとえば、特定の人の Age が全テストシナリオ例で同じ値にする必要がある場合に、Background ページの Age の値を定義し、テストシナリオテーブルのテンプレートからその列を除外できます。このような場合に、Age は全テストシナリオで 25 に設定されます。

図68.1 Age の反復値を使用するテストシナリオ例

Age の反復値を使用するテストシナリオ例

図68.2 Age の反復値のバックグラウンド定義例

Age の反復値のバックグラウンド定義例

図68.3 除外された Age 列を含む変更済みのテストシナリオテンプレート

除外された Age 列を含む変更済みのテストシナリオテンプレート
注記

Background タブで定義した GIVEN データは、同じ *.scesim ファイルのテストシナリオ間しか共有できず、別のテストシナリオには共有されません。

68.1. ルールベースのテストシナリオへのバックグラウンドデータの追加

以下の手順に従って、ルールベースのテストシナリオでバックグラウンドデータを追加および設定します。

前提条件

手順

  1. テストシナリオデザイナーでルールベースのテストシナリオを開きます。
  2. テストシナリオデザイナーの Background タブをクリックします。
  3. GIVEN セクションでインスタンスヘッダーセルを選択し、バックグラウンドのデータオブジェクトフィールドを追加します。
  4. Test Tools パネルからデータオブジェクトを選択します。
  5. Insert Data Object をクリックします。
  6. バックグラウンドデータオブジェクトフィールドを追加するには、プロパティーヘッダーセルを選択します。
  7. Test Tools パネルからデータオブジェクトを選択します。
  8. Insert Data Object をクリックします。
  9. データオブジェクトにプロパティーをさらに追加するには、プロパティーヘッダーセルを右クリックして、必要に応じて Insert column right または Insert column left を選択します。
  10. 必要に応じて、コンテキストメニューを使用して行と列を追加または削除します。
  11. 定義済みのテストシナリオを実行します。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.