16.5. Red Hat OpenShift Container Platform での OptaWeb 配送経路の実行
Linux を使用する場合には、Bash スクリプト runOnOpenShift.sh
を使用して、Red Hat OpenShift Container Platform に OptaWeb 配送経路をインストールできます。
MacOS では runOnOpenShift.sh
スクリプトは実行されません。
前提条件
-
OpenShift クラスターにアクセスができ、OpenShift コマンドラインインターフェイス (
oc
) がインストールされている。Red Hat OpenShift Container Platform の情報は、OpenShift Container Platform のインストール を参照してください。 - OptaWeb 配送経路が 「OptaWeb 配送経路デプロイメントファイルのダウンロードおよびビルド」 の説明通りに、正常に Maven でビルドされている。
- インターネットを利用できる。
手順
- Red Hat OpenShift Container Platform クラスターにログインするか、このクラスターを起動します。
以下のコマンドを入力します。
<PROJECT_NAME>
は新規プロジェクト名に置き換えます。oc new-project <PROJECT_NAME>
-
必要に応じて、
rhpam-7.13.4-kogito-and-optaplanner-quickstarts/optaweb-8.13.0.Final-redhat-00013/optaweb-vehicle-routing
ディレクトリーに移動します。 以下のコマンドを入力して、
runOnOpenShift.sh
スクリプトを実行し、OpenStreetMap (OSM) ファイルをダウンロードします。./runOnOpenShift.sh <OSM_FILE_NAME> <COUNTRY_CODE_LIST> <OSM_FILE_DOWNLOAD_URL>
このコマンドでは、以下の変数を置き換えてください。
-
<OSM_FILE_NAME>
:<OSM_FILE_DOWNLOAD_URL>
からダウンロードしたファイルの名前。 -
<COUNTRY_CODE_LIST>
: 地理検索クエリーの絞り込みに使用するコンマ区切りの国コードリスト。国コードのリストは、ISO 3166 Country Codes を参照してください。 <OSM_FILE_DOWNLOAD_URL>
: OpenShift からアクセス可能な、PBF 形式の OSM データの URL。このファイルは、バックエンドの起動中にダウンロードされ、/deployments/local/<OSM_FILE_NAME>
として保存されます。以下の例では、OptaWeb 配送経路は中央アメリカの OSM の地図 (
central-america-latest.osm.pbf
) をダウンロードして、ベリーズ (BZ) とグアテマラ (GT) の国で検索を行います。./runOnOpenShift.sh central-america-latest.osm.pbf BZ,GT http://download.geofabrik.de/europe/central-america-latest.osm.pbf
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runOnOpenShift.sh
スクリプトのヘルプを参照するには、./runOnOpenShift.sh --help
と入力します。
16.5.1. デプロイされた OptaWeb 配送経路アプリケーションをローカル変更で更新
Red Hat OpenShift Container Platform に OptaWeb 配送経路アプリケーションをデプロイした後に、バックエンドとフロントエンドを更新できます。
前提条件
- OptaWeb 配送経路が Maven で正常にビルドされ、OpenShift にデプロイされている。
手順
バックエンドを更新するには、次の手順を実行します。
- ソースコードを変更し、Maven でバックエンドモジュールをビルドします。
-
rhpam-7.13.4-kogito-and-optaplanner-quickstarts/optaweb-8.13.0.Final-redhat-00013/optaweb-vehicle-routing
ディレクトリーに移動します。 以下のコマンドを入力して、OpenShift ビルドを起動します。
oc start-build backend --from-dir=. --follow
フロントエンドを更新するには、次の手順を実行します。
-
ソースコードを変更して、
npm
ユーティリティーでフロントエンドモジュールをビルドします。 -
sources/optaweb-vehicle-routing-frontend
ディレクトリーに移動します。 以下のコマンドを入力して、OpenShift ビルドを起動します。
oc start-build frontend --from-dir=docker --follow
-
ソースコードを変更して、
次のステップ