4.2. GNU アセンブラーの使用
アセンブリー言語プログラムからオブジェクトファイルを生成するには、以下のように as
ツールを実行します。
$ scl enable devtoolset-12 'as option ... -o object_file source_file'
これにより、現在の作業ディレクトリーに object_file という名前のオブジェクトファイルが作成されます。
この scl
ユーティリティーを使用してコマンドを実行すると、これを Red Hat Enterprise Linux システムに優先して使用する Red Hat Developer Toolset バイナリーで実行することができることに注意してください。これにより、デフォルトで Red Hat Developer Toolset as
でシェルセッションを実行できます。
$ scl enable devtoolset-12 'bash'
使用中の as
のバージョンを確認するには、以下を行います。
$ which as
Red Hat Developer Toolset の as
実行可能なパスは、/opt
で始まります。以下のコマンドを使用して、バージョン番号が Red Hat Developer Toolset as
と一致することを確認することができます。
$ as -v