1.4. .dsrc ファイルを使用した Directory Server コマンドラインユーティリティーのデフォルトオプションの管理
~/.dsrc ファイルは、Directory Server コマンドラインユーティリティーを使用するコマンドを簡素化します。デフォルトでは、LDAP URL やバインド識別名 (DN) などの情報をこのユーティリティーのコマンドに渡すことができます。設定を ~/.dsrc ファイルに保存すると、毎回設定を指定しなくてもコマンドラインユーティリティーを使用できます。
1.4.1. .dsrc ファイルによってコマンドが簡素化される仕組み リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
~/.dsrc ファイルでは、インスタンスの LDAP URL とバインド DN を指定できます。
# server1
uri = ldap://server1.example.com
binddn = cn=Directory Manager
basedn = dc=example,dc=com
これらの設定により、より短い Directory Server コマンドを使用できます。たとえば、ユーザーアカウントを作成するには、次のようにします。
# dsidm server1 user create
~/.dsrc ファイルがない場合は、コマンドでバインド DN、LDAP URL、およびベース DN を指定する必要があります。
# dsidm -D cn=Directory Manager ldap://server1.example.com -b "dc=example,dc=com" user create
1.4.2. dsctl ユーティリティーを使用した .dsrc ファイルの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
~/.dsrc ファイルを手動で作成する代わりに、dsctl dsrc create コマンドを使用して作成できます。以下の表は、コマンドの最も一般的なオプションを示しています。
| オプション | 説明 |
|---|---|
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例:
Directory Server ソケットへのパスを設定する場合は、パスにスラッシュ
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ユーティリティーを設定して LDAP ポートに接続し、 |
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| 基本識別名 (DN) を設定します。 以下に例を示します。
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| バインド DN を設定します。 以下に例を示します。
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| バインド DN のパスワードが含まれるファイルへのパスを設定します。 以下に例を示します。
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| LDAPS 接続を使用する場合、サーバーの証明書を検証するために必要な認証局 (CA) 証明書があるディレクトリーへのパスを設定します。 以下に例を示します。
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| サーバーの証明書への絶対パスを設定します。 以下に例を示します。
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| サーバーの秘密鍵への絶対パスを設定します。 以下に例を示します。
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| TLS セッションでクライアントユーティリティーがサーバー証明書に対して実行するチェックを設定します。 以下のパラメーターを利用することができます。
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使用する SASL メカニズムを設定します。使用できるパラメーターは 以下に例を示します。
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手順
.dsrcファイルを作成するには、次のコマンドを実行します。# dsctl <instance_name> dsrc create --uri ldap://server.example.com --basedn "dc=example,dc=com" --binddn "cn=Directory Manager" --pwdfile /root/rhds.pwd
1.4.3. Directory Server ユーティリティー使用時のリモートおよびローカル接続の解決 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Directory Server 接続を保護するときに、Directory Server コマンドをリモートまたはローカルで呼び出すことができます。LDAP URL を指定して Directory Server コマンドを実行すると、サーバーは、それをリモート接続と見なし、コマンドを続行するために、システム全体の設定とともに /etc/openldap/ldap.conf 設定ファイルをチェックします。
インスタンス名を指定して Directory Server コマンドを実行すると、サーバーは、~/.dsrc ファイルが存在するかどうかを確認し、次のロジックを適用して続行します。
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Directory Server は、
~/.dsrcファイルをリモート接続と見なし、/etc/openldap/ldap.conf設定ファイルとシステム全体の設定にインスタンス名と LDAP URL の両方が含まれているかどうかを確認します。 -
~/.dsrcファイルに特定のインスタンス名のみが含まれている場合、または~/.dsrcファイルが存在しない場合、Directory Server は~/.dsrcファイルをローカル接続と見なし、ローカルのdse.ldifファイルのnsslapd-certdir設定を使用して接続を保護します。nsslapd-certdirが存在しない場合、サーバーはデフォルトのパス/etc/dirsrv/slapd-<instance_name>/を使用してインスタンスのネットワークセキュリティーサービス (NSS) データベースを保存します。