3.3. マルチパスデバイスの生成時にローカルディスクを無視する
DM Multipath がローカルの Small Computer System Interface (SCSI) ディスクを使用することを防ぐために、マルチパスデバイスの生成時にこれらのデバイスを無視するように設定できます。find_multipaths を on に設定すると、このプロセスが簡素化されます。これを行わない場合は、設定ファイルで手動で除外する必要があります。
手順
デバイスのモデル、パス、ベンダーなどの既知のパラメーターを使用して、内部ディスクを特定します。以下のオプションを使用して、その WWID を特定します。
既存のマルチパスデバイスを表示します。
# multipath -v2 -lmpatha (WDC_WD800JD-75MSA3_WD-WMAM9FU71040) dm-2 ATA,WDC WD800JD-75MS size=33 GB features="0" hwhandler="0" wp=rw `-+- policy='round-robin 0' prio=0 status=active |- 0:0:0:0 sda 8:0 active undef runningDM Multipath が作成できるマルチパスデバイスをさらに表示します。
# multipath -v2 -d: mpatha (WDC_WD800JD-75MSA3_WD-WMAM9FU71040) dm-2 ATA,WDC WD800JD-75MS size=33 GB features="0" hwhandler="0" wp=undef `-+- policy='round-robin 0' prio=1 status=undef |- 0:0:0:0 sda 8:0 undef ready runningデバイス情報を表示します。
# multipathd show paths raw format "%d %w" | grep sdasda WDC_WD800JD-75MSA3_WD-WMAM9FU71040この例では、
/dev/sdaは内部ディスクで、その WWID はWDC_WD800JD-75MSA3_WD-WMAM9FU71040です。
/etc/multipath.confファイルのblacklistセクションを編集し、WWID 属性を使用してこのデバイスを無視します。blacklist { wwid WDC_WD800JD-75MSA3_WD-WMAM9FU71040 }警告sda などの
devnodeパラメーターを使用してデバイスを識別できますが、安全ではありません。/dev/sda識別子は、再起動時に同じデバイスを参照するとは限りません。/etc/multipath.confファイルに設定エラーがないか確認します。# multipath -t > /dev/null完全なレポートを表示するには、コマンド出力を破棄しないでください。
# multipath -t-
ディスクが
initramfsに含まれている場合は、initramfs を再作成します。詳細は、initramfs でのマルチパスの設定 を参照してください。 multipathdデーモンを再設定して、/etc/multipath.confファイルをリロードします。# systemctl reload multipathd注記ローカルディスク上のマルチパスデバイスは、使用中に削除することができません。このようなデバイスを無視するには、デバイスのすべてのユーザーを停止します。たとえば、デバイス上のファイルシステムをアンマウントし、それを使用している論理ボリュームを非アクティブ化します。これが不可能な場合は、システムを再起動してマルチパスデバイスを削除できます。
検証
内部ディスクが無視され、マルチパス出力に表示されないことを確認します。
マルチパスデバイスをリスト表示します。
# multipath -v2 -lDM Multipath が作成できる追加デバイスをリスト表示します。
# multipath -v2 -d